ラバー・ダック勉強法とは | 賢脳トピックス

勉強した内容を頭に定着させるには、勉強した内容を他人に説明してみるのが良いと言われています。

教科書や参考書を読んで、理解している気になっていても、いざ他人に説明しようとすると、うまくいかなかったりします。

もしうまく説明できないのであれば、それはしっかりと理解して本当に自分のものになっていないからです。

また、他人に理解してもらうのはどうしたらよいのだろうかと頭をひねることにもつながるので、脳も活性化します。

他人に教えるつもりで勉強したほうが良い

勉強をするときは、ただ勉強するよりも、勉強したことを他人に教えるんだというつもりで勉強したほうがより頭に残ります。

ワシントン大学で行われた実験では、学生たちを2つのグループに分けて実験をしています。

一つのグループには、「この後にテストがある」と思いながら勉強します。

もう一方のグループは、「この後で他の学生に教えなければならない」と思いながら勉強します。

そして、両グループに確認テストを受けさせたところ、「他の学生に教えなければ」と思いながら勉強したグループのほうが、内容を正確に思い出す確率が28%も高く、特に重要な情報ほど記憶に残っていたという結果がでています。

なぜ他人に教えるつもりの勉強がいいのか

他人にうまく説明するためには、まず自分の中で要点がまとまっていなければなりません。

つまり、他人に教えると思った時点で、反射的に問題のポイントを探して整理します。
このような学習姿勢が好成績につながるといわれています。

ラバー・ダックをつかった勉強法

ラバー・ダックと聞くと、何だろう?って思う人もいるかもしれません。

ラバー・ダックはアヒルの形をしたおもちゃで、ゴムやポリ塩化ビニルからできています。
よく風呂や温泉などに浮かべる黄色いアヒルといえば、わかるかと思います。
ちょっとした温泉施設などに置いてあるかもしれません。

一見、勉強と関係ないこのラバー・ダックが、どう関係してくるのかというと、このアヒルに勉強したことを説明するのです。

お風呂に浮かべるアヒルのおもちゃ相手に何をばかばかしいと思うかもしれませんが、人間は、声に出して他の人に説明することで、記憶はより確かなものになっていきます。

ただ、周りからみてると、頭のネジが数本抜けてるんじゃないかというような光景ですので、人がいないときなどにしたほうがいいかもしれません。

もちろん、友達がいれば、友達を誘って説明を聞いてもらうにこしたことがないですが、いつも友達がいるともかぎりませんし、そうそう友達に迷惑をかけるわけにもいきません。
そこで登場するのが、ラバー・ダックです。

黄色いアヒルのおもちゃに向かって、勉強してきたことを話すようにします。
アヒルに説明するうちに、頭の中が整理されてきます。

別にペットがいれば、何もアヒルのおもちゃじゃなくて、ペットでも良いのです。

最新情報をチェックしよう!