受験数学は暗記科目だった? | 賢脳トピックス

受験科目には、大きく分けると国語系(現代文・古文・漢文)、英語系(その他外国語も含む)、数学、理科系(生物・化学・物理など)、社会系(歴史・地理など)となると思います。

数学は短期間に成績を上げるのが一番難しい科目

数学は、短期間に成績を上げることが難しい科目というイメージがありますが、これは考え方次第で変わってきます。

もちろん、基礎的な計算力や概念・定義はわかっているという条件はありますが、それさえしっかりしていれば、短期間で成績を上げることができます。

数学は覚えることが少なくて済む暗記科目

数学の勉強を効率よくする方法は、解法パターンを理解して暗記、そしてそれを組み合わせる力をつけることです。

数学の勉強というと、問題集をやりますが、最初はできなかったりして長時間頭をひねって考え込んでしまいます。

なかなか勉強が進まず、それで数学が嫌いになってしまったり、苦手意識をもってしまったりします。

数学の問題集を目の前にして、長時間考えていても時間の無駄です。

わからなければ答えを見て暗記

数学の問題集で、すんなり解けた問題は既に理解してできる問題です。そういう問題はもう適当な時期におさらい程度にもう一度確認する程度でよいでしょう。

問題は、なかなか解けなかったり、解法の糸口すら浮かんでこないような問題です。
そんな時は、すぐに答えをみて暗記してしまいます。

答えをみて暗記したって、同じ問題なんか出るわけないんだし、無駄じゃないかと思うかもしれませんが違います。

もちろん、答えそのものを暗記したって意味がありません。

答えに至るまでの解法・問題の解き方を、どうしてそういう解き方をするのかまで理解してから暗記してしまうのです。

よく数学は暗記科目じゃないし、数学を暗記するのは邪道だという人がいますが、数学者になるのでもなければ、当面の目的は受験数学において高得点をとることなのです。

将来数学者や物理学者になるのでもなければ、受験数学なんて単なる道具に過ぎないわけですから。

数学脳を使って正解しても、解法パターン暗記で正解しても、取れる点数は同じということです。

理解してから暗記するので、理科系や社会系の暗記科目と違い、記憶に残りやすく、しかも暗記する解法パターンなんてそんなに多くないので、ある意味、短期間で成績を伸ばすということを考えた場合、数学が一番伸ばしやすいといえます。

解法パターン暗記で面白くなってくる

解法パターンを暗記していくと、似たような問題を見たときに、「ああ、あの時と似たような問題だから、あの時と同じような解法パターンで解いてみよう」となり、意外とすんなり解けたりします。

もちろん、解法パターン暗記のときに、どうしてこのような解法になるのかというところまで理解して覚えていますので、すんなり解法パターンを当てはめることができます。
すると数学が面白くなってくるのです。

多少難しい問題がきても、いくつかの解法パターンを組み合わせて解けば、正解できるようになってきます。

こうしていくうちに、いろいろな問題がでてきたとき、どんなアプローチをすればいいか、つまりどの解法パターンを組み合わせて解けばいいか、問題を読んだ時点で頭に浮かんでくるようになります。
こうなったらしめたものです。

受験数学ですので、中にはよく出てくる解法パターンを組み合わせたぐらいでは解けない、本当の意味での数学脳を試される超難問もでてきたりします。

しかし、こうした問題は、一部の天才以外は解けないわけですから気にすることはありません。

解法パターンを暗記して、それを組み合わせることで、7~8割ぐらいの問題は解けるようになっているものです。

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