人間の脳というコンピュータ | 賢脳トピックス

最近では、AI(人工知能)の開発がめざましく、チェスや将棋はもちろん、大局観が必要とされる囲碁の世界においてもAIがプロに勝つといった時代になってきました。
こと情報の記憶という点に関しては、AIは正確に100%覚えていて、いつまでも忘れないという点で非常に優れています。

実際の脳とはどんなものなのか

脳はその重さからいうと、全体重の2%程度です。
しかし、このたった2%の脳が、実は体内の酸素の約20%も消費しているのです。
そしてそこには、150億もの神経細胞
が集まり、15兆ジョウものつながりや連想がつくれるようになっています。

人間の脳は偉大なるライブラリー

AIが記憶させたことを完璧に覚えているというのはプログラムにバグでも無い限り当たり前の話ですが、人間も実は生まれてから現在までのすべての記憶を完全な形で記憶していると言われています。

ええ、そんな馬鹿な。。。 もしそうだとしたら、みんなテストで100点とれるじゃない。。。

そう思うのも無理はないですが、実は、これは『絶対記憶』と呼ばれるもので、潜在意識の中に、完全な形で記憶しているのです。

残念なことに、私たちは普段、それを思い出すことができません。

もし、絶対記憶を呼び戻すことができたならば、テストで満点がとれるのでしょう。

記憶を呼び起こすために、いろいろな仕掛けをする

例えば、あるものを思い出すときに、なかなか思い出せなかったものの、頭文字を言われた瞬間、思い出すことができたというような経験はないでしょうか。
あるいは、ヒントとなるようなことを言われたら、なんなく思い出せたということもあると思います。

これは、脳がいろいろなことを関連づけてインプットしている証拠です。
記憶術などは、この関連づけを意図的に作ることによって、覚える対象のものを覚えやすく、かつ思い出しやすく、忘れにくくしています。

思い出すためのトリガーは多ければ多いほど良い

記憶術の場合は、思い出すトリガーをいっぱい用意しておくのです。
トリガーはたくさんあれば、それにこしたことはありません。
思い出すポイントが多ければ多いほど、思い出せる確率が上がるからです。

例えば、昔の小学校時代の同級生の名前、写真を見ただけでは思い出せない場合でも、最初が「あ」だよと言われと、ああ、青山だ!と思い出せたりします。
さらに、頭文字で思い出せなくても、伊藤とも仲良かったヤツだよで思い出すかもしれません。
青山君が好きだった女の子の名前を言うことで思い出すかもしれません。

つまり、より覚える対象に対して、より多くの情報があったほうが、青山君を思い出せる確率が上がっていくのです。