覚えなくてはいけない事柄が合った時、私たちはよく語呂合わせを利用したりして覚えることがあります。
語呂合わせは早く覚えられ、長く忘れない
語呂合わせをして、その内容をイメージすると早く覚えられ、しかもなかなか忘れずに長く覚えていることができます。
例えば、
犬が寝るから kennel(犬小屋)
といったように、語呂合わせをして覚えると忘れにくいでしょう。
√3を「1.7320508」(人並みにおごれや)
というのも、語呂合わせになるかと思います。
語呂合わせにも難点が
意味が通った語呂合わせをすると、簡単に覚えることができ、なかなか忘れません。
しかし、覚えるべき事柄のすべてが、きれいに意味が通った語呂合わせできるとは限りません。
きれいな語呂合わせを考えるのに時間がかかったり、いくら頭をひねってもうまい語呂合わせが見つからない時もあります。
例えば、元SMAPのメンバ―が自分の名前を数字で表現するCMがありましたが、稲垣吾郎さんは吾郎で(56)、草彅剛さんは剛(244:ツーヨシ)とまあまあきれいに語呂合わせできていますが、香取慎吾さんは慎吾で(405)となっていて、0を「ん」と読ませるちょっと無理がある語呂合わせになっています。
さらに、中居正広さんの正弘を数字で表現したら(0316:マサヒーロ)と0を「マ(丸のマ)」とすれば語呂合わせできるものの、木村拓哉さんの拓哉になると、うまい語呂合わせが見つかりません。
強引にやれば、タクヤのタが、数字の7に似ているので、(798:タクヤ)とはできるのでしょうが・・・
語呂合わせしなくても長く頭に残っているものもある
昔覚えて中で、特に語呂合わせを使っていなくても忘れないで覚えているものもあるでしょう。
例えば、太陽系の惑星の並び順
「水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星」を「すい・きん・ち・か・もく・どっ・てん・かい」と覚えたりした人もいるでしょう。
また化学元素の周期表で、
「水兵 リーベ 僕の船 七曲がるシップス クラークか」と覚えた人もいると思います。
「水(H)兵(He)リー(Li)ベ(Be)僕(B、C)の(N、O)船(F、Ne)七(Na)曲がる(Mg、Al)シッ(Si)プ(P)ス(S)クラー(Cl、Ar)ク(K)か(Ca)」
これも、リーベという日本語では意味が通じない言葉が入ってきたりしています。
ちなみに「リーベ」は、ドイツ語の愛してるにあたる lieben の一人称のとき、つまり Ich liebe dich. (英語のI love you.)のリーベからきているそうですが、日本語としての意味はありません。
語呂合わせできないものはしつこく口で唱える
こうしたものは、とにかく記憶の定着度を上げるために何度も何度も口で唱えて復習するのです。
復習すればするほど、記憶はしっかりと定着し、何も考えなくても覚えてことが口をついて出てくるようになります。
そこまでくればしめたもので、滅多に忘れることはありません。
特に、いろいろなものの順序を覚えるときは、頭文字などをつなげて覚えると良いでしょう。
例えば、歴代のアメリカ大統領を覚えるときなどに便利です。
トールマン、アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、ニクソン、フォード、カーター、レーガン、ブッシュ、クリントン、ブッシュ、オバマ、トランプ
これを頭文字をとって
「トアケジョ ニフォカレ ブクブオト」として、これを何回も繰り返し唱えているだけで、何も考えなくても反射的に「トアケジョ ニフォカレ ブクブオト」と出てくるようになります。
語呂合わせが面倒くさいとき、とりあえず物の順番を速く覚えたい時などにこの方法は有効です。