普段とは逆にして脳を鍛える | 賢脳トピックス

私たちは、普段からよく繰り返している動作は、多少複雑なものであっても、あまり考えないでも正確に行うことができます。
毎日かける取引先の電話番号は、自然と指が動いてかけることができてしまったりするのも、毎日の繰り返しの中で自然と体が覚えてしまったものです。
つまり、あまり考えなくてもいとも簡単にできてしまうのは、繰り返すことによって、自然と体が覚えてしまうからです。

プロのスポーツ選手も毎日の繰り返し

野球やサッカーのプロ選手が、地味なトレーニングを毎日地道に繰り返すのも、何も考えなくても、試合中にこういう状況になったら自然と体が動くようにしているのです。

状況を認識して、考えて、行動するなんていうことをやっていたら、試合に負けてしまいます。

反射的に動けるためには、いろいろなケースや状況を想定し、この状況だったらこうというように体が自然に動くまで繰り返し練習します。

考えずに動けるということは、脳が余計な酸素を無駄に消費しなくていいということにつながりますので、省エネになります。

慣れると刺激がなくなる

私たちが食事をするときに、利き手に箸を持って食べますが、この時、違和感を感じる人はいないでしょう。ごく当たり前のように利き手で箸をもち、食事を口に運びます。

ごく自然な動作として行っていますが、もしこれを利き手じゃないほうの手に箸を持ち換えたらどうなるでしょうか。

たちまち、すごく箸が使いづらいと感じることでしょう。そして、利き手の時はこうだったから、これと対照的な動きをすればいいんだといったような具合に、利き手じゃないほうの手で箸を持つだけでも、いろいろと考えてしまいます。このことが脳を刺激して、脳を鍛えることになるのです。

実は、箸をもって食べ物をつかみ口に持っていくという動作は、どちらかというと単調で比較的簡単な部類の動作になります。字を書いたりとか細かい作業をしたりというほうが、難しいのですが、普段使っていない利き手じゃないほうでやってみると、意外と難しかったりします。
でも逆に言えば、それだけ脳が刺激されているということになります。

スポーツ選手の中にも、左右の体のバランスのためということで普段から食事は利き手じゃないほうの手で食べているという人もいますし、想像性を司る右脳を鍛えたいということで、普段から利き手じゃない左手を使って食事をする人もいるようです。

利き手じゃないほうの手だけじゃない、脳を鍛える方法

脳を鍛える方法をいろいろな方法があり、何も利き手じゃないほうの手で食事をしたりするというだけではありません。
普段はあまりしないことをして脳に負荷をかけることで、脳は活性化していきます。

短期記憶を鍛えることができる逆さ言葉

逆さ言葉というのは、 「ことば」ならその逆で「ばとこ」「シロナガスクジラ」でしたら「ラジクスガナロジ」となるわけです。
慣れないうちは、3文字の逆さ言葉でも難しかったりします。訓練していくうちに、3文字語の逆さ言葉は難なくできるようになり、スムーズに言える範囲も、4文字語、5文字語、6文字語、7文字語といった具合に、レベルアップしていきます。

この逆さ言葉の練習をしていると高めることができる能力が、短期記憶です。
なぜならば、例えば、「シンガポール」という言葉の逆さ言葉である「ルーポガンシ」を言うためには、一時的に「シンガポール」という言葉を頭の中にストックしておかなければ、言えなくなってしまうからです。
電話番号を聞いたとき、それをメモするまでに覚えておく記憶、それが短期記憶になりますが、逆さ言葉を訓練することでこうした能力が飛躍的に向上してきます。

言葉を逆さにして口に出すことは、短期記憶を鍛える絶好の練習法の一つと言えます。