暗記はスピードを大切に | 賢脳トピックス

受験や資格試験では多くの事柄を暗記しないといけません。
TOEICなどの英語の試験になると、やはり多くの英単語を記憶しておかなければなりません。

英単語は1日に10語ずつといった覚え方はしない

英単語は母国語でないですし、なかなか覚えにくいものです。
昔は、英単語はそんなに欲張って一度に100語も200語も覚えるのではなく、1日10語ずつ覚えていけばいいとも言われてきました。
1日10語ずつであれば覚えていけるのではということなのでしょうが、
こんなことをしていたら、1ヵ月で300語、3ヵ月で900語しかおぼえられない計算になってしまい、多くの単語を覚えることができません。

時間を区切るから集中できる

1日に10語覚えるとすると、時間がたっぷりあるので、覚えながらいろいろなことを考えてしまいます。
今日の晩ごはんはどうしようなんて考えていては、しっかりと記憶することはできません。

一方、限られた時間の中で、今日は100語覚えるぞとなると時間的に余裕がないので自然と集中します。

1日10語だと、かえって忘れてしまう

1日10語のペースだと1000語覚えるのに100日もかかってしまいます。
1000語覚えてときには、もう最初のころの単語は忘れてしまっているでしょう。復習ということを考えても1日10語のペースは遅すぎます。

どのぐらいのペースで英単語を覚えていくのか

それでは、どのぐらいのペースで英単語を覚えていくのかということですが、これは記憶術の本をみるといろいろと違ってきます。
しかし基本は、1日に10語などと少ない量の単語を覚えていくのではなく1日に100語とかのペースで学習していきます。

新版 百式英単語 最速インプット→2023 1日20分25時間で2023語が覚えられる!では、1週間で140語覚えるのであれば、1日に20語ずつ覚えていくのではなく、1日に140語覚えることを7日間繰り返すという考え方になります。
CD付 1分間英単語1600では、1単語1秒で確認することを60回繰り返し復習して覚えていくという考え方になります。
いずれにしろ、1単語にかける時間を1秒など短くします。
もちろん全ての単語をこんな短い時間で覚えられるわけではありませんが、繰り返し覚えることで頭に刻みつけていきます。

まだ頭がなじみの単語として認識しているうちに何回も繰り返す

1日10語を完璧となるまで覚えていくと、1000語に到達するには100日かかりますが、その間の期間に忘れてしまいます。
一方、1語1秒のペースで100語覚えたところで繰り返すと、100秒後、つまり2分後にはまた同じ単語を目にすることになります。
これをしつこく繰り返すことで、次第に頭に残るようになっていくというしくみです。

慣れていいなくて、1語3秒かかったとしても、1分で20語、100語単位で繰り返していっても5分後には同じ単語をチェックすることになります。
何度も何度も繰り返すことで、頭の中に入っていきます。
そして、うろ覚えではなく、単語をみた瞬間に意味が浮かんでくるレベルまで繰り返すことも大切です。

よく1~2秒してから出てきたので、その単語を覚えたと安心してしまう人がいますが、これでは不十分です。
英会話などでは、瞬時に発音され、次から次への話をされるので、その単語を聞いた瞬間に意味を理解できるぐらいのレベルにまでしておかないと十分ではないのです。

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