現在分詞なのか過去分詞なのか | 賢脳トピックス

英語を学習したことがある人であれば、現在分詞過去分詞という言葉は聞いたことがあると思います。

分詞というと、動詞の活用形で、現在分詞が、「原型」+「-ing」の形で、よく現在進行形などを表す文章などに使われます。
一方、過去分詞は、「原型」+「-ed」の形で、過去のことを表現する過去分詞の文などに使われます。

感情を表す言葉の考え方

英語には、感情を表す言葉があります。

この感情は、外からの働きによって起こるものと考えることができるので、英語では、感情に影響を及ぼす動詞は、そのほとんどが他動詞になります。

つまり、目的語に直接働きかける動詞なのです。

His decision surprised us all. (彼の決定は、我々みんなを驚かせた。)
この場合の surprised は、我々を驚かせたということで、他動詞として使われています。

これを受動態に変換すると、次のようになります。
We all were surprised by his decision. (我々みんなは、彼の決定に驚かされた。)

この文の動詞は、be動詞である were です。
そして、surprised は形は過去分詞になっていますが、人が驚いてという形容詞になっています。

His decision was surprising to us all. (彼の決定は、我々みんなにとって驚くべきものであった。)

そして、surprising は形は現在分詞になっていますが、驚くべきことという意味の形容詞になっています。

感情を表す言葉の現在分詞と過去分詞

前述の文はほとんど同じ意味ですが、過去分詞が使われていたり、現在分詞が使われていたりします。

過去分詞が使われている場合は、人が~して・・・という意味になりますし、現在分詞の場合は、人を~させるものとして・・・という意味になるのです。

I'm exciting. ?

ああ、興奮したよ、ワクワクするよ!
というような時に、ついつい、
I'm exciting.
といってしまいがちです。

しかし、 excite は感情を表す言葉なので、興奮するという意味の自動詞ではなく、興奮させるという意味の他動詞なのです。
つまり、I'm exciting. ではなく、正しくは I'm excited. となるのです。

I was really excited watching that game. (私は、その試合を見て本当にワクワクした。)

That game was really exciting. (本当にワクワクするような試合だった。)

まとめると
過去分詞(-ed) ⇒ 「(人が)~して」
現在分詞(-ing) ⇒ 「(人を)~させるもので」

となります。

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