進学塾にて多くの性とを指導し成績向上を実現させてきた石田勝紀氏が書いた「勉強脳」をしつける勉強法~一撃で成果を出す黄金の法則~という本の中に、生活習慣を改善していくと成績があがるというような内容が記載されています。
挨拶をきちんとすると成績が良くなる
石田氏が塾で教えていたときに、挨拶をする生徒に比べ、挨拶をしない子の成績の伸びが悪いということを感じたといいます。
勉強と言えば、
とにかく参考書を暗記しまくれば点数が取れるんだから、挨拶なんて関係ないじゃないか。。。
挨拶なんてしなくたってガリガリとガリ勉して覚えまくれば点数あがるんじゃないの?
と思うかもしれませんが、実はどうもそうではないというのです。
なぜきちんと挨拶すると成績が良くなるのか
石田氏いわく、まずは挨拶をすると好感度が高くなるというのです。
まあ、それはニコニコと挨拶をしてくれると、元気をもらい、こちらもそれにこたえて元気に挨拶を返すので、お互いに元気になれるというのです。
もし、テストで同じ点数をとっていて、どちらかの成績に「3」か「4」をつかなくなった場合、授業態度がよく、きちんと明るく挨拶してくれる方の子に「4」をつけたくなるというのは人間の当然の心理でしょう。
成績で同じ点数の場合に、挨拶してくれる子に「4」をつけたくなる。。。って忖度じゃないか!ということですが、挨拶をするということは主体的な行動です。
もし学力が同じであれば、それ以外の総合力、前向きな力、主体性などで優劣を決められてしまうのは、ある程度仕方ないことなのかもしれません。
挨拶をすると情報が多く集まってくる
挨拶をするということは、それだけ他人とのコミュニケーション力が上がるということになり、その中で多くの情報を得ることができます。
他人の勉強の方法であったり、効率の良い覚え方であったり、そういった情報が入れば、勉強も効率的にできるようになっていくため、自然と成績も上がってくるというのです。
もちろん、挨拶もあまりできず内向的な子でも、勉強ができるという子もいっぱいいますが、入ってくる情報量ということを考えると、挨拶をきちんとできる子のほうが多くの情報を得ることができる分、有利ということになります。
内向的だけど勉強ができるという子も、挨拶をもっときちんとすれば、今以上に成績が伸びるのかもしれません。
成績をあげるために挨拶をするのではない
まあ、当たり前ですが、挨拶をきちんとできるようになると言うと、「勉強の成績をあげるために挨拶をしよう」と考える人もいるかもしれませんが、別に成績をあげるために挨拶をすることを勧めているわけではありません。
挨拶は、道徳上の問題ももちろんありますが、挨拶をすることで主体的に行動できるようになっていくということが大きなメリットとしてあるからです。