目標の欲求勾配仮設から考えた困難な仕事の進め方 | 賢脳トピックス

私たちは何か事を成し遂げようとするときに目標を設定します。
しかし、目標の立て方によっては、やる気さえ失ってしまうことにもなりかねません。

よくとても達成できそうもない営業目標を上司から押し付けられて、そんな目標とても達成できるわけないだろうという具合に、最初からやる気を失ってしまうケースも少なくありません。

目標の欲求勾配仮設とは

プロ野球のピッチャーが、初回から投げていくと、7回ぐらいになると球数が多くなってきて疲れからか連打を打たれてしまうということがよくあります。

しかし、それを何とか乗り越え、9回となりあと1イニングとなると、力が湧いてきて、7回や8回よりも素晴らしい球を投げたりします。

これは、9回に入り、あと3人のバッターをアウトにすれば試合に勝てるという目標が近づいてくるからです。

このように、人間は、目標達成に近づくほど、その目標の価値が高まり、やる気が湧いてくるのです。そしてこのことを心理学的に『目標の欲求勾配仮設』といいます。
つまり、終わりが見えてくればくるほど、その目標を達成いsたいという欲求や動機が強くなるのです。

目標を立てるときは目標の欲求勾配仮設を考えて

この『目標の欲求勾配仮設』は、目標を設定するときに応用できます。

物事を成し遂げるために一番必要なものは、才能ではありません。もちろん才能も必要ですが、どんなに才能があってもやる気がなければ物事を成し遂げることはできません。
つまり、物事を成し遂げるためには、やる気を持ち続けることです。

しかし、最初から大きな目標をかかげてしまうと、目標達成のゴールまでの道のりがあまりにも遠すぎてしまいます。するとゴールが先で全然みえないので、『目標の欲求勾配仮設』によるやる気が起こってこないのです。こうなるとモチベーションを維持するのも難しくなってきてしまいます。

そこで、大きな目標を達成するときは、目標を小さく分割して、小さな達成感を積み重ねていくと、モチベーションを保ちやすくなります。

困難な仕事でも、小さく分割して、小さな目標を積み重ねていけばよいのです。

実際の小さな目標の立て方

マラソンなどでは、最初から42.195kmを目標にするときつくなってくるので、まずは最初の5kmを何分以内に走るぞとうような目標を立てていくとよいでしょう。

それでは、営業などで10億売り上げろというとてつもない目標を言われたとき、これだけだと、とてつもない高い山に登山するようなもので、これは無理だろうとなってしまいます。

ところが、売り上げ10億にするためには、たくさん契約をとらないといけないな。

たくさん契約をとるには商談を成功させなければならない。商談を成功させるためには、まずはアポをとらないと。アポを取るには電話をかけないと。

よし、それじゃ、まずは今日は50本電話をかけるぞというように、10億という大きな目標から、まずは50本の電話というように、困難な仕事も分割して考えることで糸口が見つかっていくものですし、こうすることによって、やる気を維持していけるのです。