学生のころは、まさか教科書や参考書を見ながらテストを受けるわけにはいかないので、必要なことは覚えなければなりませんでした。
多くの教科、多くの覆えるべきことを、一生懸命頭に刻み込んだという人も多いのではないかと思います。
しかし、社会人になり、仕事でいろいろな情報を活用していくとなると、効率のよい記憶をしていかないと、記憶力も年齢とともに落ちてきたりするので、立ち行かなくなってしまいます。
仕事に必要な知識・情報の考え方
効率よく記憶していくためには、何のためにそれを記憶するのかということをしっかり考えると良いでしょう。
つまり、何を勉強しなくちゃいけないのか、何を憶えないといけないのかを整理することが大事になってきます。
憶えなくてもいいものまで憶えていると、脳が疲れますし、そんな時間があるのであれば、他のことに使った方が良いでしょう。
今やインターネットの時代で、AIなどでも多くのことが効率よく調べられます。
必要なときにすぐに調べられるようなもの、あるいは自分の手元に本などがあり、それを開けばすぐに調べられるものについては、ネットで調べたり、本のページをめくればわかることですから、わざわざ記憶して頭の中に入れることはありません。
どうやって調べたらいいかという調べる方法、あるいはどの本のどの辺を見ればわかりそうかということを押さえておけばいいのです。
では、どんなことを憶えておくべきかというと、何度も調べていられないことです。
こうしていると最低限憶えておかなければいけないことがわかってきます。
つまり、何を勉強しなくちゃいけないのか、何を憶えないといけないのかを整理することが大事になってきます。
ポイントこれだけ!をつくる
効率よく仕事を進めていくためには、ポイントとなるところ、自分がよく間違えるようなところを中心に、これだけ見ればいいというエッセンス的なノートを、自分のものとして作っておくのも良いでしょう。
あまり分厚くなると読む気にならなくなってしまうばかりか、いざとなったときになかなか探せません。
今ではパソコンもあるし、面倒くさければもしほかの本で要点の表や図が書いてあるところがあれば、それを切り貼りしても良いと思います。
ここはどうも憶えられないといったところを書き込んでもいいでしょう。
詳細に書かれているものは結局は使わない?
本を購入するときに、大は小を兼ねるで、なんでもかんでも詳細に分厚く書かれている本ばかりを買う人もいます。
本当に自分の専門分野のものであったり、自分がそれを極めたいというのであれば、構わないのですが、ビジネスでちょこっと使うようなものである場合は、詳しすぎて、読みたい部分を探すのに時間がかかってしまいますし、読むのも大変です。
資格試験などにおいても、試験に短時間で効率よく勉強して合格したいという場合は、分厚い本を買うよりも、ポイントや要点が覚えやすいようにまとめた本を買い、それに過去問やテキストから肉付けして、そのポイント・要点集だけを見ればいいというようなやり方をしたほうが、効率的に勉強できると思います。