日常会話とは違うビジネス英語の特徴 | 賢脳トピックス

英語で仕事をしなければいけなくなり、英語を勉強しようとするときにオススメなのが、各企業が出してるIRレポートの英語版を見てみることです。

ビジネス英語を学習するときにオススメなIRレポート

IRレポートとは、IR(Investor Relations)とは、企業が株主や投資家に対し、財務状況など投資の判断に必要な情報をレポートにしたものです。

なぜオススメなのかというと、もろビジネスに関連した情報レポートなので、ビジネスに関係した英単語を覚えたり、言い回しを憶えたりするのに最適だからです。

ビジネスの世界ででてくる専門用語や独特な表現などを効率的に憶えていくことができます。

さらに、多くの企業が外国人向けのレポートも用意していて、日本語版と英語版がそろっていることです。

つまり、英訳あるいは和訳版もいっしょにあるので、学習しやすいのです。

ビジネス英語での現在完了形

よくビジネス英語では現在完了形が出てきます。

なぜならば、現在完了形はご存じのとおり、過去から現在に続く時間の経過や流れを表現するときに使われるものですが、ビジネス情報のレポートも、そうしたものが多いため、好んで現在完了形が使われます。

例えば、トヨタ自動車のIRレポートで、英語版と日本語訳を比較するとこんな感じになります。

We have increased the use of in-line measurement in production lines to strengthen our ability to "visualize issues."
生産ラインでは、品質の視える化にむけて、インライン計測の導入を強化します。

increaseは、増加という意味ですが、ここでは強化と訳されていますし、全体として現在完了形の文章になっています。

このようにプロジェクトや業績の見通しを説明するケースは、時間的なスパンを無視して説明できないので、どうしても、過去の状態は過去形、現在までのところはどうなっているのかを表現する場合は、現在完了形、将来はどうしたいのかについては未来形の形になることが多くなっています。

品質の視える化という表現もわかります。

たった一文ですが、いろいろと学べるところがあります。

ビジネス英語で多い並列列記

ビジネス文書では、多くの情報をコンパクトに伝えるために、いろいろな単語を並列列記することが多くなっています。

動詞の目的語を兵れうtさせたり、不定詞を列記させたり、動詞を列記させることもあります。

よくある表現としては、
include A, B, C, D, and E (A、B、C、D、Eを含む)
to 原形動詞, 原形動詞, 原形動詞 (不定詞を列記した形)などです。

不定詞を列記した場合は、to ~, to ~, to ~ となりますが、2つ目以降の to が省略されるケースが多いので、こういう形にも慣れておくと良いでしょう。

また、主語+動詞A, 動詞B or 動詞C といったような形で、1つの文に動詞が複数でてきてる形、つまり動詞が列記されているケースもたびたび使われま。

IRレポートでは、では、IやWeを避ける?

IRレポートをはじめ、ビジネス英語では、IやWeを使わないで避ける傾向があります。
ではどうするかというと、受動態が使われます。
なぜ受動態が使われるのかというと、受動態には、フォーマルで丁寧な印象を与える効果があるからです。

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