英文を速く読むための関係代名詞の訳し方 | 賢脳トピックス

英文を読むときに、きっちりと日本語に訳す人の中には、返り読みをする人がいます。

一方、英文を速く読む人は、英文を前から順にそのまま訳していく送り読みをしている人が多いのです。

受験をはじめとする日本の英語教育は、『次の英文を訳しなさい』という問題があり、その回答に綺麗な日本語を要求する問題もありますが、こうした問題が日本人に英語の返り読みをする習慣をつけさせ、英語に対する苦手意識を助長する要因にもなっているのではないかと思われます。

返り読みと送り読み

返り読み送り読みについて、説明しやすいように一つ例文をあげてみます。

Tom is an English teacher who came from N.Y.

このような英文があった場合、それぞれ返り読みをした場合と送り読みをした場合では次のような差がでてきます。

返り読み

例文を返り読みで訳すと次のようになります。

トムは、ニューヨークから来た英語の先生です。

この訳し方をするには、主語のトムは一番最初に来ていますが、その次にくる「ニューヨークから来た」という部分は、英文の最後の方にある関係代名詞の中まで見ないと出てきません。
このような感じで英文を読んでいると、英語を読むスピードが遅くなってしまうのです。

書いてあるものを読むのであればまだしも、実際の会話においてこの内容を理解するとなるととても難しくなります。
Tom is an English teacher who came from N.Y. まで聞いて、

えぇ~と、トムはニューヨークから来た・・・なんて頭の中で整理していると、会話はもう次の話題に移ってしまい、会話についていけなくなってしまいます。

送り読み

例文を送り読みで訳すと次のようになります。

トムは英語の先生で、ニューヨークから来ました。

Tom is an English teacher までで、素直に「トムは英語の先生です」と頭から訳せます。
そして、who came from N.Y.  「ニューヨークから来たんです」とすんなりと頭から訳すことができます。

関係代名詞は( )でくくれ

英文を読んでいて、まだ慣れていないうちは、関係代名詞からを( )でくくってしまうと大変わかりやすくなります。
例文でいくと

Tom is an English teacher (who came from N.Y.)

頭から訳し、( )内の関係代名詞の部分を and のように訳してしまうと、頭からすんなり送り読みができます。

トムは英語の先生で、ニューヨークから来ました。

と訳せます。

関係代名詞から2つめの動詞までを( )とする

例文よりも複雑な文章で、関係代名詞の後に動詞が出てくるものがあります。
こうした場合は、関係代名詞から次の動詞までの間を( )でくくると良いでしょう。

少し長いですが、例文をあげます。

The girls who play on a soccer team in Kobe sent hundreds of soccer balls to aFghan refugee camps.

この長い文章も、ルール通り( )を入れてみると次のようになります。

The girls (who play on a soccer team in Kobe) sent hundreds of soccer balls to Afghan refugee camps.

少女たちは神戸のサッカーチームでプレーしていて、何百個ものサッカーボールをアフガン難民キャンプに送りました。

このように比較的すんなり頭から読めるようになります。