プレッシャーの克服術 | 賢脳トピックス

人生において、緊張したりプレッシャーを感じる場面というのはたくさんあります。

例えば、入学や入社したとき、あるいは新しいサークルに入った時、自己紹介があります。
懐疑での発表、披露宴でのスピーチなどを依頼される場合もあるかもしれません。

中にはそういった場でスピーチをするのが大好きという人もいるかと思いますが、多くの人は緊張してしまうでしょう。

むしろ、緊張しない人のほうがめずらしいと思います。

緊張するのは悪いことではないと割り切る

緊張してしまうものを、「緊張するな! 緊張するな!」と心に言い聞かせても、所詮無理な話です。

そんなことをすれば、なおさら緊張してしまいます。

人は誰でも「よく見られたい」とか「失敗したくない」と思う気持ちは多少あると思います。

そういった気持ちが、またそういった思いがあればあるほど緊張してしまうものです。

しかし、緊張しない人のほうがめずらしいと思えば、少しは気が楽になるでしょうし、緊張するのは決して悪いことではないということもわかると思います。

緊張がないほうが問題

心理学において、学習やパフォーマンスに関する『ヤーキーズ・ドットソン』の法則というものがあります。

ネズミの学習やパフォーマンスで得られた実験で、プレッシャーによる刺激や覚醒状態が適度があるときに、パフォーマンスの質が最も向上するという結果が出ています。

もっとも良いパフォーマンスが発揮されるのは、適度な緊張がある時なのです。
強く緊張していてもうまくいきませんが、緊張が弱すぎでもうまくいかないのです。

緊張しにくくする方法

緊張しにくくする方法としては、まずは、緊張して当たり前と思うことです。
緊張しない人のほうがめずらしいので、みんなも同じ状況であれば当然緊張するのであると考えるのです。

「緊張してはダメだ」と思うと、よけいに緊張してしまいます。

それよりは緊張はするものだとわりきり、緊張している自分を客観的な目でみつめ、ああ、今自分は緊張しているんだなと思う余裕を持つことです。

そして、真面目な人ほど、失敗してはいけないと考えてしまいますが、「失敗しても仕方ないさ」、「次に活かせばいいや」ぐらいにポジティブに考えると気が楽になります。

スピーチならば、その前にゆっくり4~5回深呼吸をします。

また、スピーチで、「自分は今、大変緊張しておりまして・・・」と口に出して言ってしまうというのも一つの方法です。

そして、大勢の前で話す場合は、だれか好意的に話を聞いてくれていそうな人を一人みつけて、その人に話しかけるようなつもりで話すと良いかもしれません。

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