接続詞は、いろいろありますが、究極のところ5種類にまとめることができます。
つまり、文章の接続関係は5つのタイプにまとめることができるのです。
5種類の接続詞
文章の接続関係は、次の5つに集約することができます。
「=(同等)」、「⇔(対立)」、「⇒(因果関係)」、「+(付加)」、「|(転換)」です。
文章を読んでいくときに、接続詞がでてきたら、この5つのいずれかの関係を示していて、これ以外の関係はありません。
これは英文でも同じです。
たった5つしかないんだと考えれば、英文を読むときも自信が持てるようになってくるでしょう。
接続詞を考えるとき、まずは、「=(同等)」であるか、「≠(違う)」か、つまり接続詞の前と後で、同じことを言っているのか、違うことを言っているのかを見抜くことが一番大切です。
もし、「=(同等)」ということであれば、その後の部分をたとえ読み飛ばしたとしても、大まかな内容はつかめるはずです。
そして、「≠(違う)」ということになれば、「⇔(対立)」、「⇒(因果関係)」、「+(付加)」、「|(転換)」のいずれかです。
そこで意識するのが、「⇔(対立)」と「⇒(因果関係)」です。
なぜならば、この2つは、文章の論理的骨格を作るもので、論旨をつかむ上で非常に大切な接続詞になるからです。
5種類の接続詞には何があるか
それでは、「=(同等)」、「⇔(対立)」、「⇒(因果関係)」、「+(付加)」、「|(転換)」の5種類の接続詞には、どのようなものがあるのか見ていきましょう。
「=(同等)」
「=(同等)」は、具体的に言い換えたり、比喩表現をしたり、引用したり、抽象化したりするときに使われます。
どういった接続詞が該当するのかというと、次のようなものがあります。
*例えば (for example)
*言い換えると (in other words)
*実際に (as if)
*まるで (in fact)
*つまり (in surmmary)
このような単語が出てきた場合、同等でつながっているんだなと判断できます。
「⇔(対立)」
「⇔(対立)」には、対比させる場合に使われます。
どういった接続詞が該当するのかというと、次のようなものがあります。
*いっぽう (on the other hand)
*または (or)
「⇒(因果関係)」
「⇒(因果関係)」には、肯定の関係と否定の関係があります。
肯定の場合、どういった接続詞が該当するのかというと、次のようなものがあります。
*だから (so)
*なぜなら (because)
否定の場合、どういった接続詞が該当するのかというと、次のようなものがあります。
*しかし (but)
*もっとも (although)
「+(付加)」
「+(付加)」は、加えてさらなる情報を提供するような場合に用いられます。
どういった接続詞が該当するのかというと、次のようなものがあります。
*そして (and)
*さらには (in addition)
*ただし (provided that)
「|(転換)」
「|(転換)」は、話題を変えるような場合に用いられます。
どういった接続詞が該当するのかというと、次のようなものがあります。
*さて (by the way)