記憶力を鍛える好き嫌いランキング | 賢脳トピックス

記憶力を鍛えるにはいろいろと訓練することが有効です。
いろいろなことを思い出す訓練は、記憶力の想起力(思い出す力)を強化することができます。
人は物を覚えるとき、まず最初に覚える内容を記銘します。
そしてその記憶を保持します。
最後に記憶した内容を必要なときにアウトプットするのが想起になります。
記憶の過程は、この「記銘」・「保持」・「想起」の三段階から成り立っています。

記憶の三段階(記銘・保持・想起)

記銘・保持・想起と言われてもピンとこない人もいるので、具体例で説明します。

あなたが例えば、英語の apple という単語を習ったとします。

まずは、英単語帳や単語カードなどを使って、英単語の apple を覚えます。

もちろん、リンゴという意味も、スペルも覚えていきます。この段階が『記銘』になります。

次に、orangeという単語を覚えようとします。
意味であるオレンジとともに、スペルとともに orange を覚えますが、まだ先ほど覚えた apple はリンゴであるということも、まだ覚えています。
この覚えた情報を維持していることが『保持』になります。

そして、あなたは先生から apple は何ですか? と質問を受けます。このとき覚えた情報を取り出して、リンゴですと答えるのが『想起』になります。

ヒトは、一度覚えたことを思い出す訓練をすることで、この想起力などが強化されていきます。

1週間で会った人を思い出す

思い出す力を養うのに良い訓練法として、『1週間で会った人を週の終わりに思い出す』というものがあります。
昨日や今日ならば難なくすっと出てくる人も多いと思いますが、1週間前となると結構思い出すのに苦労するかもしれません。

引きこもりなどでほとんど人と会わないという人は、この方法は向いていないかもしれませんが、会社や学校、買い物などに行っている人なら毎日ある一定以上の人と会っていることになります。

特にビジネスで接客業や営業などの仕事をしていたりすると、1日でもかなりの数の人と会っているという人もいるかもしれません。

ここ1週間で会った人のことを思い出すことは、「ああ、そういえば月曜日はショッピングに出かけた日だわ。そのデパートで○○○さんに会ったんだわ。それから・・・」という具合に、いろいろと思い出すのに補助となるような情報やイメージを思い出しながら、徐々に思い出していく力がついていきます。

ただ会った人を思い出せばよいのではない

ここ1週間で会った人を思い出す時に、ただ思い出すだけでなく、あることをすると記憶力の訓練になります。
それは、思い出すときに、あなたの好きな顔の順、あるいは嫌いな顔の順に思い出すようにします。
なぜこのように好き嫌いのランク付けをしながら思い出すのかといえば、ランク付けをすることで脳に順番を意識させるのです。

Aさんはイケメンだけど、私は目鼻立ちがしっかりしているBさんの方が好き。Cさんはイケメンというほどじゃないけど人柄のよさがにじみ出ていて私はBさんの次に好き・・・

このように考えている最中に脳は整理だれ、記憶にかかわる海馬が意識しなくてもしっかりと活発に活動して記憶力が鍛えられていきます。

思い出すときに好き嫌いのランキングをつけることが、海馬を活発にし記憶力を鍛えることにつながるのです。