ネットで無料で利用できる調べものをするためのデータベースに、『レファレンス共同データベース』があります。
レファレンスデータベースとは
まずは、とりあえる『レファレンス共同データベース』へのリンクから貼っておきます。
<参考>:『レファレンス共同データベース』 ⇒ https://crd.ndl.go.jp/reference/
『レファレンス共同データベース』は、国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築しているデータベースで、調べ物のためのデータベースとして活用できるようにとの目的になっています。
いろいろなデータを蓄積し、ネットで提供することで、図書館等におけるレファレンスサービスの向上と、利用者の調査研究活動支援になります。
『レファレンス共同データベース』には、『レファレンス事例』・『調べ方マニュアル』・『特別コレクション』・『参加館プロフィル』の4種類のデータが登録されていて、それぞれ目的によって違ってきます。
レファレンス事例
『レファレンス事例』においては利用者から図書館に寄せられた質問の内容と、その利用者に対して図書館側が提供した回答の内容が記載されていて、さらには、図書館が利用者のために回答するために調査した内容が詳細に記載されているので、もし、似たような疑問や質問があった場合には、非常に参考になります。
ものごとを調べるときの調べ方、調べる資料などもわかるようになっています。
調べ方マニュアル
『調べ方マニュアル』は、ユニークなもので、特定のテーマやトピックスに関連した情報源の調べ方がわかるようになっています。
私たちは、全くわからない初めての分野などで、何かを調べたいとなったとき、何から調べてよいのかも見当がつかなかったりします。
そんな時、非常に役に立ってくれ、何かを調べたい時に、まず押さえるべき基本的な情報源はどこにあるのかといったことを紹介してくれます。
最近では、検索エンジンもどんどん進歩しているうえに、チャットGPTなどのAIも登場し、調べものがかなり楽になりましたが、それでも普通にGoogleやYahoo、B-ingなどで検索しても、期待した内容が出てこなかったという場合に、『レファレンス共同データベース』にアプローチしてみるのも一つの選択肢で、どんぴしゃの回答が出てこなかったとしても、参考資料なども紹介されているので、何かの糸口になるかもしれません。
何かを調べるといった場合、1つの方法だけしか知らないというのではなく、いろいろなアプローチ法、引き出しを持っていれば、情報を立体的に得ることができたりします。
いろいろな調査の情報源としても活用していくと面白いかもしれません。
初めての分野のことを調べるときの裏技
ここで、私が初めての分野のことを調べるときに使う裏技をご紹介します。
それは、その分野の業界団体のページを探してアクセスすることです。
「〇〇〇 業界団体」というような形で検索をすれば、関連する業界団体がヒットしたりすることがあります。
業界団体のページにアクセスすると、その分野の概要や根本的な知識、ガイドラインなどが乗っていたりするので、もし見つかれば、短期間に概要を知りたいといったときに便利です。