いろいろなことを学習していく上で、勉強法というのは重要になってきます。
一生懸命勉強しても、勉強法が間違っていれば成果があがりにくかったり、効率が悪く時間ばかりかかってしまうことにもなるからです。
1単語1秒ってどういうこと?
単語を覚えるとき、1単語1秒で覚えていくということです。
もちろん、1回で覚えられるというわけではありません。
単語帳を広げたとき、1単語1秒のペースでどんどん確認していくのです。
この方法は、「本当に頭がよくなる1分間勉強法」などの著書がある石井貴士氏が提唱していますし、太田義洋氏の著書である「百式英単語 最速インプット2023」という本の中でも同じようなことが記載されています。
entrance 入り口
sense 感覚、意味、正気
advance 進歩
specific 特定の
recive 受け取る
といった感じで、ある程度まとまった単語数を、1単語1秒眺め、どんどん先に進んでいくのです。
もちろん、1回1秒で覚えられるわけもありませんが、これを繰り返すことで、覚えようとしなくても自然と頭に入ってくるのです。
20分に1度のペースで復習し、最初のうちは毎日、ある程度覚えてきたら、少し感覚を開けて復習していくと良いでしょう。
復習のポイントとしては、まだ半分は覚えている状態のうちに復習しないと効率が悪くなってしまいます。
単語は書いて覚えるよりも見て覚えろ
単語を覚えるとき、書いたほうが覚えやすいという人がいます。
確かに、目で見て、口で発音し、それをまた自分の耳で聞き、そして手で書くということで覚えていくと、五感をフル活用しているわけですので、目で見た場合よりも記憶に残ります。
しかし、ここには落とし穴があります。
記憶に残るというのは、その単語に接触した回数が1回あたりということです。
ある単語を覚えるのに、目で見ただけなら1秒、口で発音し耳で聞くならば2~3秒、書いて覚えるとなると6秒かかるとします。
この単語を覚えるのに、1分時間をかけるとします。
すると目で見るだけなら60回、口で発音し耳で聞くならば20~30回繰り返すことができますが、書いて覚えるとなると10回しか繰り返すことができなくなります。
記憶というのは、反復が大切です。
1回でしっかりと覚えられるという記憶力の天才は別として、ほとんどの人は何回か繰り返さないと覚えられません。
忘れては覚えるの繰り返しで、学習していくのです。
語学の場合、音読は良いですが、書いていると効率が非常に悪くなってしまうのです。
どんどん覚え、20分後にまた繰り返すほうが脳のしくみ上、効率が良いのです。
1単語1秒が良い理由は、脳のタツノオトシゴが知っていた
1単語1秒で眺め、それを繰り返すことで覚えていくことが効率的な勉強法であることは、記憶を司っている脳のタツノオトシゴと深い関係があります。
脳のタツノオトシゴといっても、別に脳にタツノオトシゴがいるわけではなく、『海馬』というまさにタツノオトシゴに似た記憶を司っている器官があります。
この海馬では、実際に頭の中に入ってきた情報を、必要なものであれば長期記憶へ、そしてそうでない場合は振り分けて忘れていくように選別しています。
脳にとって重要なことは、何回も何回もインプットされてくるものです。
つまり、繰り返し繰り返し入ってくる情報は、脳の海馬が重要な情報であると判断し、長期記憶モードに入れます。
一方、あまり繰り返されない情報は、それほど重要ではないということで、しだいに忘れていくようになります。
従って、単語を覚える場合は、最初のうちは頻繁に反復し、長期記憶に入れるようにすることが重要となってくるのです。
最後に、Office ソフトの Excel 、Word 、Power Point を連携させて、PC上でランダムに単語をフラッシュカードのように表示させていく方法をご紹介します。
詳しくはコチラを参考
『速く覚えて、長く忘れない』 https://89314.link/kioku/
ランダム自動表示されるPC用フラッシュカードの作り方
https://89314.link/kioku/entry55.html