国際社会に備えて、最近では子供の頃から英語を習わせるという人も増えてきています。
語学を習うには早いほうが良いということで、小学生はもちろん幼稚園のときから英語を習わせるという人もいます。
小学校へ入学してから英語では遅い?
現在大人の世代の人は、英語が苦手な人が多いといわれています。
現在大人の世代では、英語を最初に学習するのが中学1年生で、しかも読み書き中心の学習で、あまり聞いたり話したりとする学習はしてきませんでした。
最近では小学校から英語を学習するようになっていますが、どうせ英語を学習するのであれば、小学校に入学する前に英語を学習したほうが良いのです。
第二言語習得研究では、「臨界期」という言葉があります。
つまり、日本人であれば、日本語が母国語となり、英語はいわゆる第二言語となるわけですが、その第二言語の習得には「臨界期」というメリットがあるのです。
この「臨界期」を超えてしまうと、学習する効率・能力が低下してしまうといわれています。
「臨界期」っていつ?
「臨界期」は、6歳程度という説や、12歳程度という説もありますが、このへんのところは個人差もあるでしょう。
ただ、やはり英語を学習するには早いに越したことがないといえそうです。
幼い子供の英語学習で大切なこと
幼い子供となると、特に感情に伴うことは強く記憶に残ります。
楽しいこと、またその逆に嫌なことや怖い経験などは記憶に強く残ります。
子供が英語を覚えるときには、やはり楽しく学べるというのが一番です。
幼いとき、苦い薬を飲ませると、それ以来、薬がまずいといって飲まなくなってしまうということがあります。そうなってしまうと、牛乳に溶かしたりとかアイスクリームに混ぜたりとなんとか薬を飲ますのにいろいろと苦労が必要になってきます。
子供も同じで、最初に英語を習うときに苦痛を感じてでいまったり、嫌だなと思ってしまったら、英語が嫌いになってしまいます。
子供のうちから学習することのリスクとして、最初につまづくと英語が嫌いになってしまうということです。
中学生ぐらいになれば、嫌いでも仕方なく勉強しますが、小学生や幼稚園だと一度拒否反応を示してしまうと、なかなか難しくなってしまいます。
また、嫌いにならないまでも苦手意識をもってしまうと、はやりマイナスです。
英語の学習はとにかく楽しく
子供の英語学習は詰め込みしきではなく、とにかく楽しく学習をすることが大切です。
まずは英語を学習することは楽しいということを印象づける必要があるのです。
歌に合わせて歌ったり、ゲームを取り入れたりすることで、園児でも楽しみながら英語を学習することができます。
英語を使って歌を歌ったり、踊ったりすれば、英語を学ぶことが楽しいという感情と結びつき強く記憶に刻み込まれます。
また歌を歌ったり、踊ったり、ゲームをしながら英語を学習すると、口を動かしたり、体を動かしたり、手指を動かして覚えることになります。体を動かすことで脳が活性化されより記憶に残りやすくなります。
子供もやはり発音して覚える
語学を学習するときは、音読は基本です。
これは子供でも同じです。
英語の本を読むときも、目で文字を追うだけでなく、しっかりと声に出して音読することが大切です。
もちろん最初から上手に発音できませんが、真似をすることできちんと発音できるようになっていきます。