be、do、go、get、put、give、take、have、make、come
見てわかるとおり、いずれも2文字から4文字の短い単語になっていますが、この超基本の10個の動詞の用法に精通するだけでも、かなり英語の実力がつくと言われています。
自動詞としての go
超基本の10個の動詞の中で、自動詞として有名なものといえば、be、go、comeの3つと言えるでしょう。
そして、go と come には、他動詞としての用法もあります。
I go home.
この英文の「go」は自動詞です。
自動詞は目的語をとることができませんので home は名詞ではなく、副詞ということになります。
go という単語を辞書で調べてみると、主な意味としては、
行く、(ある場所・人(の所)・方向へ)行く、向かう、(活動などに従事するために)行く、通う、(ある目的で)行く、運行している、移動する、進む、(…で)行く
といったような意味が列記されています。
go に限らず、超基本の動詞などは、コアの意味があり、そこから派生するいろいろな意味があるので、辞書を引いてみると実に多くの意味が載っていて、気が遠くなってしまいます。
こうした超基本的な単語の場合は、そのコアの意味を考え、そこから派生してなぜこうした意味になっているのだろうかということを考えてみるのも面白いかもしれません。
コアの意味としては、『視点が置かれているところから離れて行く』という意味になります。
これから、場から離れる、進行する、ある所に向かうという3つの側面が出てきます。
変わった他動詞としての go
次に他動詞としての go をみてみましょう。
He went 1,000 dollars on the painting.
(彼はその絵に1000ドルの値をつけた)
go の他動詞の用法として、「…に値をつける」があります。
これとは別に、go を他動詞として使った口語表現をご紹介します。
I simply can't go her any more.
(とても彼女には我慢できないよ)
I could go a glass of beer.
(ビールならいっぱい飲みたいよ)
Then he goes, "Shut up!"
(それから彼は言った。「黙ってろ」と)
go to と go ~ing
自動詞としてのgo の使い方には、go to と go ~ingga
どう使い分けたらいいのでしょうか?
go shopping
go fishing
go skiing
go to school
go to work
go to study
勘が鋭い人なら、アッ!と分かったかもしれません。
一般的な感覚で言えば、ショッピングも釣りもスキーも趣味やレジャーですね。そう楽しいことです。
一方、学校へ行ったり、仕事へ行ったり、勉強しに行ったりするのは、努力を要することです。
つまり、レジャーなどの楽しいことをしにいくときは、go ~ing、仕事など努力を要することをしにいくときは、go to になるのです。