教科書や参考書のいろいろな読み方 | 賢脳トピックス

教科書や参考書はただ漠然と読んでいただけではなかなか覚えられません。

しかし、受験や資格試験をはじめ、多くの勉強は教科書や参考書に書いてあることを覚えて、自分のものにしないといけません。

そこで、いろいろある教科書や参考書の読み方についてご紹介します。

乗り換え読み

通学や通勤でいろいろ勉強する人もいると思いますが、途中で乗り換えがある場合は、乗り換えのために開いていた教科書なり参考書なりを一度閉じると思います。

そして乗り換え途中で、今まで読んでいた教科書や参考書の内容を思い出したり、口ずさんだりすることがあると思います。

小説を読んでいるときも同じで、乗り換え時に今まで読んできた内容を繰り返しイメージしたりしています。

こうやって頭の中に繰り返したりしているために、乗り換え後すぐに、勉強の続きに入って行けたり、小説の話の続きにすんなりと入っていくことができます。

記憶は覚えたあと、余韻が残ているうちに反復することが絶好のタイミングになるので、乗り換え時に思い出すということをすることにより、より強く記憶に定着するだけでなく、あの部分はこういうことだったのかというような考えを巡らすことにもなります。

体を動かしながら読む

通学・通勤電車でつり革につかまって体のバランスをとったりしながら覚えると、運動系が刺激されることになり、こうした部分が脳のほかの部分も影響を与えていくため、いろいろなことが覚えやすくなったりします。

目次チェック読みと反復読み

新たな本を読むときは、まず目次を読むとよいでしょう。
目次を読むことで、全体像を把握することができるので、その後の理解度が深まります。本を読むときは、目次・まえがき・あとがきなどを読むと、全体の構成がわかったり、内容に親近感がわいたりして、より頭に入りやすくなるのです。

そしてもう一つ頭に入れやすくするためには反復読みです。

頭が良い人ほど、一度に集中して読んで覚えてしまおうとしますが、それよりも、さらりと軽く読んで繰り返して読むことで理解度をあげていったほうがより自分のものになります。

1回目は10%、2回目で20%と理解度をあげていくことで、理解度が深まっていきます。

速読かじっくり読みか

本を読むときに速読が良いという人がいます。

勉強や仕事に関係がない本や、軽く参考程度に入れておきたいために読む本であればそれでもいいかもしれませんが、勉強や仕事に関する本を速読するのには少し疑問が残ります。

超スピードで本当に理解できているのかという点が最も大きな理由ですが、それでも速読がいいという説もあります。

しかし、流暢性の錯覚といって、スラスラ読んでいくとわかった気になるだけという可能性もあります。

それよりも、じっくりと心を落ち着けて読んでいったほうが内容の理解が進んでいきます。

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