エキスパートとスペシャリスト | 薬剤師トピックス

専門家というと、エキスパート(expert)という言い方とスペシャリスト(specialist)という言い方があります。

どちらも日本語では『専門家』ですが、微妙に意味が違ってきます。

エキスパート(expert)

expertを英英辞典で調べてみると次のようになっています。

someone who has a special skill or special knowledge of a subject, gained as a result of training or experience

訓練や練習、経験の結果として得られた、対象に関する特別なスキルまたは特別な知識を持っている人

つまり、エキスパートは、ある分野において深い知識を有していて、その分野全体の知識や、関連する分野の知識にまで精通している人ということになります。

スペシャリスト(specialist)

specialistを英英辞典で調べてみると次のようになっています。

someone who knows a lot about a particular subject, or is very skilled at it

特定の主題について多くのことを知っている、またはそれについて非常に熟練している特別なスキルを持っている人

つまり、ある限られた主題にのみとても深い知識をもっている人で、他の分野のことに対してや、なぜそうなるのかなどの仕組みにまでは理解していなかったりする場合がスペシャリストになります。

具体的にエキスパートとスペシャリストの違い

多くの大学教授などは、自分が研究している分野のことは非常に奥深く知っていますし、その分野の出来事がどうしてそうなるのかもきちんと理解しているので深い研究ができます。

さらには関係した分野のこともよく知っていて、大学で講義などもしています。

このような大学教授の場合は、自分の研究分野のことはもちろん、その周辺の分野についてもよく知っていて理解しているので、多くの場合、エキスパートということになります。

 

一方、ある工具を作る熟練の職人さんがいるとします。その職員さんはその分野の工具を作ることに関しては余人をもって代えがたいスキルを持っていますが、工具の歴史を知らなかったり、実際にその工具を使った製品についての知識はあまりなかったりする場合もあります。

このような場合は、その職人さんは工具をつくるという特定の分野だけに対して長けていて熟練している特別な人なので、スペシャリストということになります。