仕事でミスをしてしまったときは、誰でも落ち込んでしまうものです。
しかし、仕事にはミスやトラブルはつきもので、どんなにできる人間であっても、仕事でミスをしたことがないという人は、ほとんどいないでしょう。
たいていの場合、一度や二度のミスで、大きく評価が下がるということはまずないと思います。
評価に影響するのは、ミスをしたかどうかではない
多くの場合、ミスをしたからといって、それで即評価が下がってしまうということはありません。
それよりも、そのミス自体より、その後の対応法で大きく評価が変わってくるものです。
ミスをしてしまった場合、まずはその事実を気がついたらすぐに上司に報告しなければなりません。
報告しないで放っておく、報告せずに隠すなんていうのはもってのほかで、論外として、ミスをすぐに報告するという前提で考えていきたいと思います。
ミスの責任転嫁は最悪
上司にミスを報告する場合に、
「A君に資料を頼んでおいたのですが、それが揃わなかったもので、十分な説明ができないで、先方の怒りをかってしまったようです。」
みたいな説明は最悪です。
起こったミスの原因を自分以外の人に押し付けるような責任転嫁の格好になっています。
こんなようでは、評価もダダ下がりでしょう。
このように責任転嫁の言い訳をしていたら、たとえA君の資料が遅れたのが事実であったとしても、「もっと他に言う事があるんじゃないのか?」となってしまい、感情的にももつれてしまいます。
ミスの報告で大切なもの

上司からしても、ミスの報告をしているのに、ミスの責任転嫁の話しなど聞きたくもありません。
聞きたいのは、まずは謝罪の言葉、そしてその解決策の提示です。
ミスを上司に報告する場合は、まずは率直に詫びることが大切です。
同じミスの報告や説明をするにしても、最初にお詫びがあるのと、言い訳を聞かされるのでは、聞く側の気分も全然違ってきます。
申し訳ありませんでしたという言葉は大切です。そうすることで、反省していることが伝わるからです。
まずは、謝罪をして、それじゃ話を聞こうじゃないかとなるわけです。
たとえA君の資料が遅れたのが事実であったとしても「申し訳ございません。私の不手際です。」とか「私に不行き届きな点がございました。」と反省してる思いをまず伝えることが重要です。
そうすることによって、ミスをしても、反省しているという潔さが際立って、その後のミスの報告も寛容な心で聞いてもらえる確率がアップするのです。
できれば、その時、ミスをリカバリーする方法なども考えて、提案することができれば、さらに良いでしょう。