人と人とのコミュニケーションというと、うわさ話もそのコミュニケーションに入ります。

私たち人間は、その場にいない人のことをあれこれと話すうわさ話が好きです。

しかし、うわさ話はあくまでもうわさで、時には憶測が混じることもあり、また事実とは違う場合もあり、そして何よりもうわさされた人を傷つけてしまうこともあります。

ついうわさ話につき合ってしまう理由

うわさ話をしていると、中には
「俺はそんな下世話なうわさ話なんかつきあってられないから、先にいくね。(そんなバカげたうわさ話につき合ってる暇があったら、仕事覚えるなり自己啓発したりすべきだろ! 社会人だったらさ!!! )」というストイックな人もいるでしょう。

でも、多くの人は、それほど興味がなくても一応聞いておくだけは聞いておくかと、そのうわさ話につき合ってしまいます。
中には、うわさ話につきあってしまって、無駄な時間を過ごせたな。こんなことだったら趣味の時間がとれたのに・・・と思う人もいるかもしれません。

人間は社会の中で集団で生活していく生き物です。その中で山奥で一人で暮らす仙人でもなければ、一般的には自分の周囲の人を理解したいと思うのは自然の流れです。
そして、うわさ話は、周囲の人を理解する上での一種の情報交換とも言えます。

だからこそ、ついつい自分の周囲の人の情報を仕入れようと、うわさ話にもつきあってしまうのです。

女性がうわさ話が好きなのは何故?

一般的に女性は周囲の人と強力して身を守りたいという心理があります。
つまり周囲の人と情報を共有することで仲間だという認識のもと、そのグループの中で協力して身を守れるという安心感みたいなものがあります。

逆にうわさ話に参加しないと、「何あの人? お高くとまっていて・・・」と今度は自分が格好のうわさ話のネタにされかねません。
これでは周囲の人と強力するどころか敵対勢力ともとられてしまいかねません。

うわさ話には、仲間意識を高めることで、不安やストレスをやわらげるという効果もあります。

男性の場合も、うわさ話自体は好きではないが、自分の出世のためとか、自分のポジションを良くするために、職場の仲間とうわさ話に加わることで社内情報をキャッチできたり、うまく社内での政治力をつけて上手に立ち振る舞うための1つの方法と考えている人もいるでしょう。

そうは言ってもうわさ話が迷惑な時も

もともとうわさ話に加わらないような人はいいのですが、気が弱くなんとなくうわさ話にいつもつき合ってしまうような人でも、下世話なうわさ話や悪口に近いうわさ話を嫌がる人は結構います。

下世話なうわさ話をしてくるような人は、情報集めが得意で、こちらの情報を集めようといろいろと詮索してきたりもします。
そのために会話中にさりげなく質問そして、こちらの情報を聞き出そうとするのですが、下手に話すと、自分もこの人に、どこかでうわさ話のネタにされているのではと思っても不思議ではありません。

いや、むしろそう思うのが自然でしょう。

こうした人からの質問で、答えたくない場合は、「あなたはどうなの?」と聞いてあげるといいかもしれません。
質問を質問で返すのです。
ただ、ありふれた手法なので、コミュニケーションの方法とかいう関係の本を読んで、それなりの知識がある人は、質問返しの術を使ってきやがったな!と警戒し嫌がるかもしれません。

でも案外、人間は自分の話をすることは楽しいですし、ましてやうわさ話が好きな人は、不安などがあるケースが多く、自分のことをわかってもらえるかもとペラペラとしゃべりだすかもしれません。

悪口は言わないほうがいいのか?

これは言うまでもありません。多くの場合は思っていても言わないほうがいいでしょう。
どこでどう話が広がって、本人の耳に入るかわかりません。

考えを変えれば、他人が悪口で盛り上がっていたら、逆に自分の値打ちをあげる大チャンス!だとも言えるのです。
たとえ、自分も一緒に悪口を言いたかったとしても、自分を人格者にみせる大チャンス。

こんな時こそ、「でもアイツ、そんな悪い奴じゃないよ。こんないい所もあるし。」
そうすることによって、影でも人の悪口を言わない、人の良い面をみようとする人格者だと思われるのです。

もちろんこんなことがバレれば、計算高い嫌なヤツとレッテルを貼られるかもしれませんが・・・
もっとも、本当に素直にこう思っている本当の人格者もいるでしょうし、言葉だけだと本心まではわからず、本当の人格者なのか、人格者のフリをしている偽善的なニセ人格者なのかは区別しにくいでしょう。

いずれにしろ言葉だけでは、なかなか本心がつかめないというのも、人間同士の難しさでもあり、面白さなのかもしれません。