勉強にしても、仕事にしても、先生や上司などから、いろいろ教わったりすることがあると思います。
人によって教え方も違いますし、考え方も違います。
もし、いろいろと教えてくれる人、育ててくれる人を先生としたとき、何も教えてくれなかったり、間違ったことばかり教える悪い先生は論外として、普通の先生、良い先生、最高の先生と分けるとします。
すると、どんな先生が最高の先生と言えるのでしょうか。
普通の先生とは
もし皆さんが大人であれば昔学校へ行っていたでしょうし、もし学生さんであれば今学校に行っていると思います。
学校での先生といえば、わからない問題の解き方を教えてくれる人というイメージを持っている人も多いと思います。
これが『普通の先生』です。
問題の解き方を教えてくれるので、それと似たようなパターンの問題は解けるようになります。
しかし、それ以外の問題や、ましてや他の科目ができるようになるわけではありません。
仕事であれば、今やっているその仕事に直接かかわる部分での知識ややり方を教えてくれる人が、普通の上司・先輩です。
良い先生とは
こうして普通の先生ではなく、良い先生と呼ばれる人はどこが違うのでしょうか。
『良い先生』は、勉強の仕方や考え方を教えてくれる先生です。
つまり、勉強の仕方や考え方を教えてくれるわけですから、そのやり方や考え方はその問題にとどまらず、他の分野にも他の科目にも応用できます。
仕事であれば、今やっているその仕事のやり方や段取り、問題解決の考え方などを教えてくれる人が、普通の上司・先輩です。
やり方や段取りは他の仕事の参考になりますし、問題解決の考え方を教われば、それだけ問題解決方法の引き出しが増え、他の仕事にも応用できるようになっていきます。
最高の先生
それでは、『普通の先生』でもなく、『良い先生』でもなく、『最高の先生』とはどのような先生でしょうか。
ヒントは、勉強も仕事も、やる気・モチベーションが一番大事ということです。
どんなに仕事ができても、やる気がなくイヤイヤやっていれば良い結果は出ません。
勉強にしても、イヤイヤ机に向っても、やる気がなければ頭にも入ってきません。
仕事でもやる気をもってやるときと、いやいや仕方なくやっているときでは、仕事効率が全然違ってきます。
つまり、最高の先生は、勉強する学生や、仕事をする部会のやる気を引き出す先生です。
上司の一番の仕事は、部下にやる気を持たせることという人がいますが、まさにその通りなのです。
勉強や仕事の意義を教わり、モチベーションが上がれば、自然と自分なりの勉強法や仕事の手順を考えて探し、それを実践していきます。
モチベーションが上がり楽しいので、いろいろなことを学び、考え、行動するようになっていくのです。
勉強や仕事の楽しさや面白さを教えてくれる人が、最高の先生なのかもしれません。