アロマを楽しむといった場合、いろいろな楽しみ方があります。
鼻から香りを吸って匂いを楽しむというのが一番オーソドックスなのですが、アロマを入れた風呂であるアロマバスや、アロマをつかってマッサージするアロママッサージなどがあります。
キャリアオイルとは
アロママッサージは、精油(エッセンシャルオイル)をアロマとして肌に塗って、それによりマッサージをしていくのですが、肌に直接、アロマの原液を塗ると、刺激が強すぎるので、直接原液を肌に塗るというようなことはしません。
アロマの原液を希釈してから肌に塗るのですが、アロマは脂溶性成分なので水には溶けにくいため、オイルが使われます。
このアロマを希釈するのに使われるのが、『キャリアオイル』と呼ばれるものになります。
キャリアオイルのキャリアは、運ぶものという意味になります。
キャリアオイルは、普通に「植物油」と言ったり、『ベースオイル』という場合もあります。
キャリアオイルには、ホホバオイル、スイートアーモンドオイル、グレープシードオイル、ココナッツオイル、オリーブオイル、マカデミアナッツオイル、セサミオイル、月見草オイル、アボカドオイル、椿油、小麦胚芽オイルなどがあります。
肌質や、マッサージする部位によって使い分けると良いでしょう。
キャリアオイルは、冷暗所で保存するようにします。
酸化しやすいオイルもあり、そうしたオイルは買い置きはしないで、早めに使いきるのが良いでしょう。
オイリー肌の人にオススメのキャリアオイル
オイリー肌というと油が気になりますが、そういった人にオススメなキャリアオイルがグレープシードオイルです。
グレープシードオイルは、のびがよく、軽くさっぱりとした感触なので、敏感肌でもオイリー肌でもオススメです。
香りはほとんどないため、加えるアロマの香りにあまり影響しません。
乾燥肌の人にオススメのキャリアオイル
乾燥肌にオススメのキャリアオイルは、保湿効果が高いものになります。
ホホバオイルは、人間の皮脂によく似た成分構成になっているので、肌に浸透しやすく効果も持続します。
ホホバオイルは、保湿効果に優れ、あらゆる肌質にもピッタリ合い、フェイスマッサージにも適しています。
また、ホホバオイルは酸化しにくいオイルとしても知られていて、長期保存できるというメリットもあります。
スイートアーモンドオイルは、スキンケアのマッサージに使われるポピュラーなキャリアオイルです。
肌へのなじみが良いため、全身マッサージなどにも好んで使われます。
成分としてはオレイン酸が豊富で、優れた保湿効果が期待できます。
ゴワゴワとして肌を柔らかくし、乾燥によるかゆみや炎症も鎮めてくれます。