鏡を見た時、なんとなく顔がどんよりして暗くみえてしまう時は、いつもより老けて見えたり、疲れてみえてしまったりするものです。
実際に、顔のくすみは、加齢が原因による部分もありますが、それ以外にも、疲れていたり寝不足だったりしても現れてきます。
また、くすみは生理中や冬にも感じやすいと言われていることから、スキンケアはもちろん、普段の生活習慣にも気をつけてトータル的にケアしていくことが大切です。
肌がくすんで見える6つの原因
肌がくすんで見えるのにはいくつか原因がありますが、大きな原因を6つあげると、「血行不良」・「メラニンの沈着」・「透明感の低下」・「皮膚表面の影」・「肌ツヤの低下」・「肌の黄色化」になります。
1つ目の『血行不良』ですが、これはそのまま血流が悪くなることにより血色が悪くなり、それに伴い顔色も悪くなりくすんで見えてしまいます。
気温などの外的な環境や、ストレスや喫煙といった要因で血行が悪化して肌の赤味が低下してくすんで見えるようになります。
2つ目の『メラニンの沈着』は、紫外線を多く浴びたり、加齢によりメラニン色素によってシミができたり、肌がくすんで見えるようになるものです。
3つ目の『透明感の低下』は、加齢などによって起こってきて、これは角層が厚くなったり、古い角質が溜まったりすることにより肌の透明感が低下してきてくすんで見えるようになります。
4つ目の『皮膚表面の影』は、顔のシワや毛穴などにより肌に影ができ、それが肌全体を暗く見せることでくすんで見えるということになります。
5つ目の『肌ツヤの低下』ですが、肌のツヤとくすみがどう関係しているのかというと、肌のツヤつまり肌のキメが乱れることによって、肌表面で光の反射が乱れてしまい、そのことで肌のツヤが低下するとともに肌がくすんで見えるようになります。
6つ目の『肌の黄色化』は、加齢により皮膚の蛋白質が糖化やカルボニル化して、肌の黄味が増えることによってくすんで見えてくるようになるというものです。

肌のくすみには肌トーンアップ
肌がくすんで見える場合には、肌トーンをアップさせることが有用です。
肌トーンをアップさせるためのスキンケアを行うことで、くすみを改善していきます。
血行不良が原因で肌がくすんでいる場合には、『フェイスマッサージ』が有効です。
マッサージによって、血行やリンパの流れが改善し、肌に赤味が戻ってきます。
手の平全体を顔に当てて、内側から外側へ向かって優しくなでるとともに、耳の下にある耳下腺の所も刺激してリンパの流れを促すようにします。
古い角質によるくすみはパックや拭き取りタイプの化粧水
古い角質によるくすみの場合は、パックで余分な角層を拭き取っることが有効です。
また拭き取り化粧水も、余分な角層を除去して、肌の透明感アップに寄与します。