美容には、見た目の美しさが大切になってきますが、それを引き立たせてくれるのが、魅力ある香りということになります。
人は香りにすごく敏感で、どんな美人が目の前にいても、その美人から臭い匂いが漂っていたとすれば、がっかりしてしまうものです。
もちろん、女性だけでなく、男性でも香りのエチケットとして、香水やオーデコロンなどを使うという人もいます。
多くの化粧品は、美容のことはもちろんですが、製品のニオイ、香りについてもいろいろと気を使っています。どんなに美顔に仕上がる化粧品があったとしても、その化粧品から変な匂いがしていたとするならば、誰も買わないでしょう。
そんなことで、化粧品を考えるとき、香りという要素は非常に重要になってきます。
オーデオロン、オードトワレ、オードパルファムのオー(Eau)って何?
香りを売りにしているいわゆる香水の分野に分類される商品には、オーデコロン、オードトワレ、オードパルファムといったオー(Eau)がつくカテゴリーのものがあります。
このオー(Eau)は、オシャレの国フランスで話されているフランス語で、「水」という意味があります。
これらの商品は、ほとんどが香料に水とエタノールからできていて液状であることから、香りの水というような意味で、「オーデ○○○」と言われるようになっていきました。
水という意味からも、液状であり、水やエタノールが主体なので、香料の配合比率は低く、香りの持続時間も短いものが、オー(Eau)がつくもの、すなわち、オーデコロン、オードトワレ、オードパルファムということになります。
オーデコロン
全身にまとって香りをつけるオーデコロンは、香料の配合率はだいたい2~5%と低く、香りが持続する時間もそれほど長くなく、1~2時間程度といったところになります。
オードトワレ
オードコロンよりは香料の配合率が高く、香料の配合率でいうと5~10%ぐらいになります。オーデコロンより香りの持続時間が長く、だいたい3~4時間ぐらい香りが持続すると言われています。
オードパルファム
オー(Eau)がつくオーデコロン、オードトワレ、オードパルファムの中では、香料の含有量が高く、7~15%ぐらいの配合量になっています。香料の含量が高いことから、香りの持続時間も長く、4~6時間ぐらいになります。
しかし、パフューム、パルファムといった香水は、香料の配合量がだいたい15~30%になっているので、香水に比べれば、香料の含有率が低くなっています。
香水になると、香りの持続時間はだいたい5~7時間ぐらいだと言われています。
実際には、呼び方に定義があるわけじゃない
オーデコロン、オードトワレ、オードパルファムと見てきましたが、香水のこれらのカテゴリーは法律などで厳密な定義があるわけではありません。
化粧品メーカーが独自で今までの慣習から、呼び分けているのが現状なので、香料の配合率や香りの持続時間は、あくまでも目安ということになります。