美と感性と自然 | 美容トピックス

現代社会、大人たちは、常にスマホと睨めっこし、仕事ではパソコンの画面と1日中格闘しています。

そして、現代社会の生活の中、家の中でも多くの家電に囲まれて、常に人工的なものに囲まれ、自然という力の源泉から遠ざかってしまっています。

スマホのようなくだらない、そしてつまらない人工的なものに、デジタル社会だというふれこみで夢中になっている間にも、自然への感性はどんどんと失われていってしまっています。

美意識を養うためには

美意識を養うためには、自然に触れ、自然を感じ、そしてそこで培われる意識を大切にしていくことが重要です。

自然の美しさや神秘さに触れ続けることで、美しいものに対する感性が育ち、人として正しくあることなどに対する想いが根付いていくのです。

例えば、色一つとってみても、空の青色、木々の緑色、人の肌色などは、記憶色です。

写真を見た時に、美しいと感じるのは、眼の網膜に写っている実際の色ではなく、空の青さ、木々の緑といった、人が脳の中にイメージとして記憶している色に近いことで、人は写真に写ったものを美しいと感じています。

だからこそ、普段から自然に触れ、美しいものをたくさんみて、それを素直に美しいと感じる感性が大切になってくるのです。

花々を育てる

自然に触れるということの他、例えば庭やベランダのプランーターで花を育てるというのも、美意識の感性を育てることに役立ちます。

毎日、忙しいなかでも、花々を愛で、心を込めて手入れをして水やりをすることで、自然の美しさに感謝する気持ちが芽生えてきたりもします。

美しい花たちは、人間に優しさと温かみを与えてくれます。

毎日の忙しい生活の中、それだけでは疲れてしまいます。

自然との共存の美しさを肌で感じ、心で学び取る時間を取ることも大切です。

美意識と日本人

日本人は、国際的にも美意識があると言われています。

小さな島国ではありますが、その中でも繊細で多用な自然、四季折々で見せる自然の変化、そうしたものが日本人の美意識に対する感性を養ってきたのでしょう

日本人で良く言われるのが、他人への思いやり、和の精神ですが、日本人はこうしたものに「美」を感じる美意識があると言われています。

他人への思いやりや和の精神こそ、尊く美しいものという感性があります。

日本語の中でも、「情け」とか、「武士道」といった独特の感性を示す言葉もあります。

また、日本人は、明るく知的な美を「をかし」と表現したり、しみじみとした情緒美を「もののあはれ」と表現するなど、ニュアンスが異なるきめ細やかな感性があり、大きく力強いものよりも、小さく愛らしいものや小さくまとまったものに美を感じてきました。

日本人の奥深い感性として、「侘び・寂び」がでてきますが、これは簡素で静寂な中、美しさを感じるという意味合いがあります。

海外からの文化が入ってきた中でも、日本人に日本の誇りということでアンケートしたところ、治安のよさと美しい自然というものが上位にきていました。

やはり、日本人として、思いやりを大切にし、また日本の美しい自然に誇りをもっていきたいものです。

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