若者の流行は、おっさん・おばさんが決めている | 美容トピックス

流行は、20年周期で繰り返すというようなことがよく言われます。

流行は生まれるのではなく意図的に作られているだけのもの

そもそも流行は生まれるものではなく、流行に乗っかって儲けたい人たちが、意図的に作り出しているもの、つまり生まれるものではなく、人工的に生み出しているものなのです。

そもそも流行なんていうものは、それで金を稼ぎたい人たちに、まんまと乗せられているということになります。

なぜ、流行が起きるのかを考えればすぐにわかります。

流行が起きるのは、これが流行だ、今いかしてるものだということで情報が伝わっていくからで、その情報を発信する側の人間が、「今年はこれをトレンド(流行)にしよう」と決め、それをテレビなどのメディアやSNS、雑誌などで、盛んに紹介しているだけのことで、そして日本人は特に、同調意識が高いため、同じものに注目し、購入していくので、それが流行になるのです。

じゃ、そもそも「今年の流行はこれで行こう」ってのは誰が決めているのかということですが、これはファッション業界の会社で仕事の決定権を持ち始める30代社員が中心と言われています。

この30代の人が、自分たちが10代の青春自体にいったい自分は何を求めていたんだろうと思い出し、それを現代風にアレンジしていくため、流行は20年ごとに繰り返すなんていわれたりするのです。

そして、流行の先端をいく10代半ばの若い世代は、まだ20年前のものは知らず、真新しいものと感じるのです。

コロナ禍が去り流行るY2Kファッション

今は、Y2Kファッションが流行っています。

Y2Kとは「Year2000」の略称で「2000年」ってことですが、そのころに流行したファッションを指しています。

具体的に言うと、厚底ブーツ、ルーズソックス、ミニスカート、へそ出し、つけまつげ、盛り髪といったもので、これをけん引したのが、アムラーハマラーと呼ばれる、安室奈美恵さん、浜崎あゆみさんを真似たファッションでした。

Y2Kファッションは異性にモテたいというより、自分のファッションを楽しむという意識が強かったように思います。

2020年代に入り、コロナ禍もあけ、景気不安、気候の変化、世界情勢の悪化など先行き不透明な時代を元気に吹き飛ばしたいということで、エネルギッシュなY2Kファッションに身を包むことで不安なんか吹っ飛ばしちゃえ、そして明るく生きたいという人が増えてきています。

それが、20年前のY2Kファッションの再到来、令和のY2Kファッションともいえるのかもしれません。

トレンドの仕掛け人は、おっさん・おばさん

トレンドの仕掛人が、ファッション業界の会社で、意見を言えるような地位になった30代から40代の社員ということは、若者の流行を決めているのは、おっさん・おばさんになると考えたら、ちょっとなんだかな・・・と思っちゃったりしますが、きっとセンスがあるおじさま・おばさま達なのでしょう。

でなければ、流行にならないですものね。

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