最近注目されているFBRAという健康食品は、どのようなものなのでしょうか。
FBRAの正体
FBRA(ふぶら)は、Fermented Brown rice and Rice Barn with Aspergillus oryzae の頭文字をとったものです。
日本語にすると、『麹菌で発酵させた玄米と米糠(胚芽・表皮)』になります。
玄米は白米よりも栄養価が高く、糖質の摂りすぎという面からも勧められています。
玄米には、糖質・蛋白質・脂質の三大栄養素に加え、ビタミンB群、ビタミンE、フィルラ酸、フィチン酸といった抗酸化作用をもつ成分、脳機能改善効果も期待されているγ-オリザノール、血管の老化を防いでくれる植物ステロールなどが含まれています。
しかし、玄米は硬く、毎日玄米を炊くというのもなかなか手間がかかってしまいます。
そこで注目されてきているのが、FBRAです。
玄米を麹菌で発酵させて、栄養素を大幅に増加させたもので、ビタミンB群、GABA、食物繊維、ミネラルなどが豊富に含まれていて、腸の健康づくりにはぴったりです。
FBRAで日本人に不足しがちな栄養素の多くをカバーできると言われています。
FBRAの機能性成分

FBRAには、多くの機能性成分が含まれています。
フェルラ酸は、優れた抗酸化作用をもっていて、美白効果や脳機能改善効果があるとされ、高血圧の予防効果も期待されています。
フィチン酸(IP6)も、優れた抗酸化作用を持っていて、酸化ストレスから体を守る働きが期待されています。
γーオリザノール(GABA)は、脂質異常症の薬としても利用されている抗酸化作用がある成分です。
エルゴチオネインは、キノコなどの菌類や一部の細菌のみが合成できる成分で、抗酸化作用が強く、DNAの損傷や過酸化脂質の生成を防ぐ働きがあり、神経系疾患の予防効果も期待されています。
ポリアミンは、細胞増殖に必要な成分で、加齢性の疾患予防に効果が期待されています。
植物ステロールは、植物由来のステロールやスタノールの総称で、コレステロールの吸収を抑える働きがあります。
エルゴステロールは、腫瘍組織の血管新生阻害作用が期待されています。
アシル化ステロール配糖体は、コレステロール低下作用や抗糖尿病作用が、コウジ酸配糖体は、チロシナーゼ活性を阻害し、メラニン色素の生合成を抑える作用が、グルコシルセラミドには、保湿効果や抗アトピー作用が、脂肪酸ヒドロキシ化脂肪酸には、抗糖尿病作用や抗炎症作用が期待されています。
FBRAと水素
FBRAの素晴らしい点として、摂取すると腸の中で水素がたくさん発生する点です。
水素には、慢性炎症を抑える働きがあり、腸で発生した水素は、血中に入り、体内のすみずみまでめぐり、活性酸素を取り除き、全身の炎症を抑えます。
FBRAの摂取と一緒にオススメなのが、ファスティングで、いわゆる16時間の断食です。
16時間、お腹の中にものをいれないと、オートファジーが活性化されて、アンチエイジング効果が高まると言われています。