カボチャの健康パワー | 健康トピックス

緑黄色野菜の代表選手ともいえるカボチャですが、ウリ科カボチャ属に属する果菜です。

カボチャ=pumpkinではなかった

カボチャを英語でと言われると、ほとんどの人が、pumpkin(パンプキン)と答えると思います。

間違いではないのですが、北米でpumpkin というと、果皮がオレンジ色のカボチャのみが、pumpkinとなります。

それじゃ、果皮がオレンジ色でないカボチャはというと、squash(スクウォッシュ)と言います。

つまり、日本人が普段食卓で食べている果皮が緑色のカボチャは、kabocha squash などと呼ばれています。

抗酸化成分が豊富なカボチャ

カボチャには、抗酸化成分が豊富に含まれています。
ビタミンC、ビタミンE、β-カロテンが多く含まれています。

これらの三大抗酸化ビタミンが、相乗的に働いて活性酸素を抑制し、細胞を若々しく保ってくれます。

特に、ビタミンEについては、野菜の中でトップクラスと言えるほど豊富に含有しています。

β-カロテン、α-カロテンは、体内でビタミンAに変換されて、光刺激に対して目を保護し、皮膚や粘膜を正常に保つのを助けるとともに、細胞の増殖や分化もサポートします。

さらに、ビタミンAに変換されなかった分は、抗酸化作用や免疫賦活作用をもっているので、免疫力アップやアンチエイジングにも役立ちます。

カボチャには、抗酸化ビタミンの他にも、ビタミンB2、食物繊維も含まれています。

日本のスーパーなどでよく売られているのは、西洋かぼちゃの栗かぼちゃと言われるものが多く、甘みが強く、ホクホクとした味わいがあります。

日本かぼちゃは、宮崎や熊本でわずかに栽培されている程度で、黄色の果肉で粘質が強いのが特長で、果皮が黒いのが特長になっています。

カボチャの健康成分は種にも注目

カボチャといえば、かぼちゃの種ということで、種子も売られていたりしますが、かぼちゃの種は、動脈硬化の予防が期待できます。

かぼちゃの種には、リノール酸オレイン酸が含まれていて、さらには、ビタミンE、ビタミンB2、リグナンなどが含まれています。

賢いカボチャの選び方

まずは、判断しやすいカットされたものから説明します。
カットされているものの場合は、まずは果肉の色をみて濃いものがオススメです。
そして、中のワタがみずみずしいものを選ぶのが正解です。

種子がふっくらしたものを選ぶと良いでしょう。
種子の厚みが薄いということは、未熟なうちに収穫されたということなので、甘みが足らない場合が多いのです。

丸ごとのものを買う場合は、皮の表面にツヤがあるものを選び、左右対称に丸くなっているものを選ぶようにします。
ヘタは、切り口が感想していて軸の周りがへこんでいるものが良いのです。

注意点としては、鮮度が良いものがベストというイメージがありますが、カボチャに関しては、それは当てはまりません。
なぜならば、カボチャは収穫後、追熟させることで甘みが増すからです。

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