久々の運動で体が重いのは基礎体力低下が原因 | 健康トピックス

新型コロナ禍で自粛生活が続いていた中、夏休みになり子供も休みになったので、久々ソーシャルディスタンスをとりながら運動をしてみようとしたけれど、体がイメージ通りに動かなかったり、体が重く感じたり、すぐに息切れをしてしまったということはないでしょうか。

そんな人は、自粛生活で運動不足になり、基礎体力が低下してしまっている可能性があります。

運動不足は活発な人ほど強く感じる

以前は活発に運動していた人ほど、運動不足による体の衰えを感じたりします。

活発に活動していたときのイメージがあるからで、例えばランニングやサイクリングにしてもトップスピードに乗ったときの風を切る感覚であったり、ジャンプしたときの感覚であったりは、なんとなく体が覚えているものです。

仕事が忙しくなったりすると、スポーツジムに通っていたとしても、実際に運動できるのは週に一度なんてことになると、なかなか若くて元気なときのように体は動かないものです。

新型コロナウイルスで、自粛生活を送り、家に閉じこもって運動不足なんていう場合は、さらにその衰えを感じたりするでしょう。

軽自動車に相撲力士が数人乗った状態

私たちは、運動をしないとどんどんと筋肉量は減っていってしまいます。

運動をほとんどしないと、20歳前後をピークにして、年に約1%も筋肉量が低下していくと言われています。
20歳前後からです。

今、30歳の人で、ここ10年間、仕事もありほとんど運動していないなという人は、どれだけ筋肉量が低下しているかがわかると思います。
30歳にしてすでに、筋肉量は約90%になってしまっている計算になります。

そして、それとは逆に、基礎代謝量が減っていくので年齢とともに体重は増えていきます。
つまり、馬力が衰える一方で、体重が増えていくのです。

運動不足の生活を続けていると、極端な話をすると、軽自動車に相撲力士を数人乗せた状態になってしまうのです。

加齢とともに衰えるものとそうでないもの

いろいろなことに反応する反応能力、敏捷性といったものは、普段から運動をしていてもしていなくても、加齢とともに衰えてしまいます。

しかし、心肺機能などは定期的に運動しているかどうかで、だいぶ差がついてくるものです。

だからこそ、しっかりと運動をして、筋力と心肺機能を取り戻していくことが大切なのです。

心肺機能や筋力をアップするのに効果的なランニング

筋力と心肺機能を取り戻していくにあたり、効率的なものは『ランニング』です。

その証拠に、ほとんどのスポーツ選手が、オフシーズンのトレーニングやケガのリハビリ明けに取り組むのがランニングなのです。

まずは、5kmを休まずに走り切れるようにします。スピードはゆっくりでも問題ありません、

スピードよりも継続することが大切で、焦らずに徐々に距離を伸ばし、スピードも上げていきます。

2~3カ月も続けていると、10km程度なら休まずに走り切れるようになります。
このころには、だいぶ筋力や心肺機能もアップしているはずです。

新型コロナ禍で、ランニングするときでもマスクを着用などと言われていますが、不織布のマスクをしていると、熱が中にこもり、普通に歩いているだけでも汗がたらたら出てくるばかりか、マスクが汗で濡れてびしょびしょになり、それが口にへばりつき、とても呼吸ができる状態ではなくなってしまいます。

こうなってくると、歩くのも大変で、もう走るどころではありません。
そこでオススメなのが、ランニング用マスクです。

特に夏は熱中症にも注意が必要です。

ランニングの前、および途中でも、時間を決めてしっかりと水分補給することが大切です。

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