免疫力を強化するお風呂の入り方 | 健康トピックス

日本人はお風呂好きとも言われていて、お風呂が好きな人は毎日のようにお風呂に入っています。
このお風呂は、日常生活において、体温を上げて免疫力を強化するという意味では、手っ取り早い方法とも言えます。

時間によってお風呂の温度を変える

お風呂の温度を変えることで、気分も変えることができ、体もリラックスできます。
朝起きたてに入る朝風呂は、熱めのお湯がオススメです。

まだ眠気まなこでスッキリしない、起きた気がしないような時は、熱めのお風呂に入るおkとで交感神経が刺激され、シャンとした目覚めにつながります。
もちろん熱めといっても、体に刺激を与えすぎるほどの熱めのお湯は体に悪いので注意が必要です。
また、外部との温度差にも注意が必要です。

しかし、このように熱めのお風呂に入るのは、免疫力を強化するという面では適していません。
免疫力が強化されるのは、副交感神経が優位に働きリラックスしている時だからです。

免疫力を強化する入浴

免疫力を強化するためには、ぬるめの温度のお湯にゆったりと入るのがオススメです。


どのくらいの温度が良いのかというと、少しぬるめでお湯につかったときに気持ちいいと感じるくらいの温度で、体温+4℃が目安と言えます。
一般的にお風呂の温度は、40~42℃が適温と言われています。

しかし、40~42℃であっても、高齢者であったり病気で低体温の人にとっては、とても熱く感じることがあります。
こうなると、ゆっくりお風呂に入るというよりは、熱いので早く出たいということで、カラスの行水になってしまいます。

お風呂の適温も、一律に40~42℃というのではなく、年齢や健康状態によって、その人の適温が違ってくるのです。

さすが優れた日本文化、シャワーよりやっぱりお風呂

欧米では、お風呂というよりもシャワーの文化がありますが、最近では生活時間の節約を考えて、お風呂よりもシャワーという人も多くなってきています。
しかし、免疫力強化ということを考えると、シャワーよりもお風呂の方に分があります。

シャワー派の人とお風呂派の人の白血球分画検査を行ったところ、シャワー派の人よりもお風呂派の人のほうが体温が上がり、リンパ球と顆粒球のバランスが良いという結果になっています。

お風呂は、体を温めるという効果の他に、湯船につかることで浮力が生じ、それにより緊張状態がほどけて水圧で血行が良くなるという効果もあります。
体を温めるという点では、若くて体力に自信がある人であれば、熱めの風呂に一気に入ると手っ取り早く体を温めることができますが、これだと発汗も多くなり、体のエネルギー消費のことを考えると疲労してしまいます。

高齢者や病気の人は、ゆるめのお風呂、だいたい39℃ぐらいのお風呂などがオススメです。

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