単に「みかん」と言った場合は、「温州みかん」のことを刺しています。
温州みかんは、日本独特の品種で、アメリカやカナダなどにも輸出されています。
手軽さに優れたみかん
果物というと、林檎や梨、柿、桃などのように皮を剥くのが面倒くさいものもありますし、メロンやスイカのように切ってからスプーンですくって食べたりするものもあります。
多くの果物は、食べるときにナイフやスプーンが必要となってしまいます。
食器なしで食べられるものとしては、ブドウ、バナナ、みかんといったところになると思います。
ブドウは一粒一粒皮がでてくるという点では面倒くさいので、手軽に面倒くさくなく食べれる果物と言えば、簡単に皮がむけてそのまま食べれるバナナとみかんが双璧といえるでしょう。
特に温州みかんは、柑橘類の中でも皮が柔らかく、簡単にむける品種になっています。
みかんの栄養価
みかんの栄養価と言えば、なんといってもビタミンCを多く含んでいるという特徴があります。
みかん3個で1日分のビタミンCが摂取でき、風邪の予防や美肌効果を期待して食べる人もいます。
みかんの果肉は黄色をしていますが、この黄色い色素はβ-クリプトキサンチンというカロチノイドの一種で、骨代謝の働きを助け、体内でビタミンAに代わります。
ビタミンCもβ-クリプトキサンチンも優れた抗酸化作用があります。
みかんの白い筋や薄皮には、ヘスペリジンというフラボノイドが多く含有していて、毛細血管を強化してくれます。
袋の部分には、水溶性食物繊維であるペクチンが豊富に含まれていて、便通を整え、血糖値の上昇やコレステロールの吸収を抑えてくれます。
皮の香りには精油成分が含まれていて、健胃作用もあります。
みかんを冷凍した冷凍みかんは、専門の機会で果皮ごと瞬時に冷凍されているため、栄養成分の損失はほとんどありません。
みかんの缶詰は、果皮をはぎ、筋や袋を溶液処理によって取り除いているので、栄養成分が失われてしまったりしますが、果肉のビタミンCは8割程度残ると言われています。一方、糖度の高いシロップ漬けになっています。
おいしいみかんゼリーの作り方
そんまま食べても十分に美味しいみかんですが、粉ゼラチンと砂糖をつかってゼリーにして食べると、より美味しくのどごしもさっぱりと食べられるのでオススメです。
作り方は、まず材料として、みかん2個、粉ゼラチン5g、砂糖10g、熱湯100mLになります。
熱湯を入れたボウルに粉ゼラチンを入れ、よくかき混ぜて溶かします。
次にこれに砂糖を入れて溶かします。
溶かしたら、みかん2個を絞ったみかん果汁を加えてかきまぜます。
みかん2個を絞ると、だいたい150mLぐらいのみかん果汁が取れます。
最後に型に流し込み、冷蔵庫で冷やして固まれば出来上がりです。