お尻から股関節にかけてはいろいろな、筋肉が関係していきます。
小腰筋、大腰筋、大殿筋、腸骨筋、小殿筋、中殿筋、梨状筋、大腿筋膜張筋、内閉鎖筋、上双子筋、大腿方形筋、下双子筋、恥骨筋、縫工筋、短内転筋、長内転筋、薄筋、大内転筋、外閉鎖筋があります。
この中で、特に歩行や階段の昇り降りをするときに使われる筋肉は限られています。
例えば、内転筋の中でしあ代の筋肉である第大殿筋は、股関節の内点や屈曲に関係はしているのですが、普通に日常生活をしている場合には、実はあまり使われていない筋肉なのです。
大内転筋が使われるようなケースというと、平泳ぎをしたり、乗馬をしたりする時に使われます。
平泳ぎで足を曲げて伸ばすようなときによく使われる部分になります。
それでは、歩行時や階段の昇り降りに使われる筋肉をご紹介していきます。
小腰筋
小腰筋(しょうようきん):psoas minor
大腰筋の前面にあり、半数の人は欠如していると言われていますが、直接大腿の屈曲には関与していない筋肉になります。
股関節の屈曲をサポートしたり、腰椎を外側へ曲げるときに使われる筋肉です。
大腰筋
大腰筋(だいようきん):psoas major
この筋肉は、姿勢維持や歩行に際して重要な役割をし、股関節の屈曲、わずかに外側に回すときに使われる筋肉です。
足を前方に振りだすランニングや、ジャンプをしたり、階段を上るといったときに強く働く筋肉です。
大殿筋
大殿筋(だいでんきん):gluteus maximus
股関節の伸展に大きく関与する筋肉で、人体でも最も粗大な最重要の筋肉ともいえます。
階段を登るときや、座っている状態から立つ起立動作で強く働く筋肉です。
腸骨筋とともに、階段を登るとき働き、坂を上るといったようなときに重要となってくる筋肉です。
腸骨筋
腸骨筋(ちょうこつきん):iliacus
股関節の屈曲に大切な筋肉で、しっかり脚を上げる歩行時に使われる筋肉で、特に坂を上ったり、階段を登ったりするときに強く働く筋肉です。
また姿勢を維持するのにも役立っている筋肉です。
小殿筋
小殿筋(しょうでんきん):gluteus minimus
股関節を外側にひねるときや、わずかに内側にひねるときに使われる筋肉です。
左右どちらかに加重がかかったとき、骨盤を安定化させるときや、低い障害物を避けて横に踏み出す動作などの時に強く働く筋肉です。
また、直立しているときに骨盤を支える働きがあります。
中殿筋
中殿筋(ちゅうでんきん):gluteus medius
股関節を外側にひねるときや、内側にひねるときに使われる筋肉です。
歩いているときに、地面についていない脚の臀部が下がらないように支える働きがあります。
また、直立しているときに骨盤をサ汗、片足に加重がかかった際に、骨盤の安定化を図る役割もあります。