忘年会だ! 新年会だ! といって何かと飲む機会も増えてくる時期が忘年会シーズンです。
お酒好きにとってはたまらない季節ですが、お酒があまり好きでない人にとっては逆に地獄のような日々かもしれません。
お酒が弱い人・嫌いな人にとっては憂うつなシーズン
仲間内の飲み会であれば、「俺は酒は嫌いだ」と一言いって飲み会に参加しなければいいのであるが、これが取引先・お得意先の忘年会に招待されたなんてことになると、出ないわけにもいかない。
もちろん、「私はお酒は飲めないので・・・」といって烏龍茶を飲んでいればいいのであるが、全くの下戸でもないかぎりは、最初のビール1杯ぐらいはつきあってしまう。
いろいろな付き合いがあるから、このシーズンは毎日が何かしらの忘年会なんていう人もいるかもしれません。
お酒が弱かったり苦手だったりする人は、「あ~、また今日も忘年会か。。。 憂うつだなー」となってしまいます。
最近では飲める人でも飲みたくなければ烏龍茶で乾杯なんていう人も増えてきているようです。
お酒が好きでもお酒制限している人
お酒が好きだ嫌いだという以前に、健康的にお酒を控えている人もいます。
本来、お酒が好きだという人の中にもお酒を制限している人がいます。
糖尿病など糖質制限している人や、ダイエットを試みている人です。
そして、その場合、「今、糖質制限しているのでお酒は飲まないんです。」と言ったりしてお酒を断ります。
たいていは、「ああ、そう。。。」ということで、お酒をすすめてきたりということはなくなるでしょう。
ただ、糖質制限していてもお酒を飲んで大丈夫だよなんていう人がいます。
これは本当なのでしょうか。
糖質制限している人にオススメのお酒とは
糖質制限している人に対しては、オススメのお酒とNGのお酒があります。
糖質制限している人にNGのお酒とは
糖質制限している人にNGのお酒は、醸造酒、カクテルです。
醸造酒としては、日本酒、ビール、紹興酒などがあります。これら醸造酒は糖質の多い穀物や果物などをアルコール酵母で発酵させてつくっているので、原料としている穀物や果物に糖質がたっぷり含まれています。もちろんお酒の糖質も高くなってくるので、醸造酒は糖質制限している人にはNGとなります。
特に、ビールなどは軽く次から次へと飲んでしまいがちですが、糖質が多いので注意が必要です。
カクテルは、蒸留酒ベースなのですが、糖質が多く含まれているジュースなどを混ぜているのでNGです。
糖質制限している人にOKなお酒とは
糖質制限している人にOKなお酒は、蒸留酒、辛口ワインです。
蒸留酒は、焼酎、ウイスキー、ウォッカ、ブランデーなどになります。ハイボールもウイスキーを炭酸で割ったものですのでOKです。
ワインは醸造酒なのですが、辛口の場合は糖質の量は多くなく、またポリフェノールなどの抗酸化作用がある健康成分も入っているのでオススメです。
実際に、食事の前に水だけ飲んだグループと、ワインを飲んだグループでそれぞれ食後の血糖値を調べたところ、ワインを飲んだグループの方が血糖値の数値が良かったという研究結果も出ています。
甘口のものは糖質が結構入っているので、あくまでも辛口のワインを選択するようにしてください。また飲みすぎはもちろんダメです。
《参考》
糖尿病診療マスター 15巻3号 : 糖質制限食成功の秘訣—思い込みの栄養学で患者を苦しませないために
Critical reviews in food science and nutrition Nov 19, 2018 : Dietary polyphenols and type 2 diabetes: Human Study and Clinical Trial.
会社の忘年会は出たくない人が多い? (おまけ)
お酒が強い人だったら、嬉しいんじゃないの?と思うかもしれませんが、実情は違います。
2018年11月に田辺三菱製薬が忘年会に関するアンケートを行っていますが、それによると、20代~40代サラリーマンの4割以上が、本音を言うと会社の忘年会には参加したくないらしいのです。最近では、女子社員を忘年会に無理やり誘うとパワハラになったり、誘い方によってはセクハラにもなるそうです。
まあ、昼間も顔を突き合わせている会社の人と、夜も自分の時間と金を削って、上司の自慢話を聞かされたり、後輩の愚痴を聞かされたり、同僚にからまれたり・・・ さらに飲みたくもないお酒飲んで、お金まで請求される・・・ たまったもんじゃないという感覚にもなります。
こんなんで金使うぐらいなら、子供にお土産でも買っていってあげたほうが100倍マシなんて思っている人もいるかもしれません。
こんな時間があったら、ジムで体鍛えたり、有益な本の一冊でも読めるだろうし、まだ一人でパチンコでもしてストレス発散していたほうが心の衛生上マシということにもなりかねません。
終身雇用が崩れ、会社に対する忠誠心が稀薄になり、個人優先の社会になった現代、当然のことと言えば、当然のことなのかもしれません。