花粉による春のアトピー性皮膚炎 | 健康トピックス

花粉シーズン、目がかゆかったり、肌がかゆかったする人も結構いるようですが、春の花粉によるアトピー性皮膚炎漢方の考えかたについてまとめてみました、

アトピー性皮膚炎の3つの要因

アトピー性皮膚炎をその要因で考えると大きく3つに分けることができます。アレルギー要因から起こるもの、非アレルギー要因から起こるもの、ストレスから起こってくるものです。

アレルギー性素因

アレルギー性要因は、遺伝的素因として、食物アレルゲンやダニ・ハウスダスト、花粉などのいわゆる環境アレルゲンによって起こってきて、これらのアレルゲンを食べたり、吸ったり、触ったりすることで、過敏症を引き起こします。

まずは即時型のI型アレルギーは、アレルゲンが体内に侵入するとすぐに活発に反応して蕁麻疹などが出てきた里、赤みを帯びたり、軽い浮腫などを起こします。

一方、遅延型と呼ばれれるIV型アレルギーは、時間が経過していくに従い好酸球やT細胞などの免疫細胞が真皮の血管からでてきて、それが表皮にまで達して延焼を悪化させていきます。

かゆみを止める抗ヒスタミン剤が有効なのはI型アレルギーとされています。

非アレルギー性素因

非アレルギー要因では、何らかの原因で角質層のセラミドが不足し、バリア機能の低下が起こり、肌の水分保持機能が低下したところに、乾燥・寒冷、日光、発汗といった物理的な刺激が加わることで悪化していきます。

また、バリア機能が低下したことにより、ウイルスや細菌に感染しやすくなり、それがさらに症状を悪化させていきます。

ストレス素因

現代社会では、ストレスが原因となってアトピー性皮膚炎の症状を起こすケースがあります。

神経過敏な人がストレスを受けると、内外の因子がさまざまな形でストレスとなって影響を及ぼし、皮膚炎を悪化させてしまいます。

漢方でのアトピー性皮膚炎の考え方

洋薬の治療では、対症療法になるので、痒みに対して抗ヒスタミン剤が処方されたりしますが、漢方の場合は少し違い、I型アレルギーからIV型アレルギーまで、それぞれのステージにより考え方が違ってきます。

漢方では、皮膚炎をその病変のステージによって、太陽病 ⇒ 少陽病 ⇒ 陽明病 ⇒ 太陰病 ⇒ 少陰病 ⇒ 厥陰(けっちん)病という六経・三陰三陽で変化するものととらえます。

初期のI型アレルギーの場合は、太陽病変ととらえられ、紅斑などがみられます。

一方、IV型では病変が慢性化したもので太陰病や少陰病ととらえます。紅斑だけではなく、丘疹から小水疱、嚢胞といった症状がみられるようになってきて、こうなると体の内側からの治療が必要となってきます。

春の花粉とアトピー性皮膚炎

漢方では、病気の原因として六邪というものがあります。
六邪には、風邪(ふうじゃ)・寒邪(かんじゃ)・暑邪(しょじゃ)・湿邪(しつじゃ)・燥邪(そうじゃ)・火邪(かじゃ)がありますが、そのうち春の花粉は風邪(ふうじゃ)によるものになります。

風邪(ふうじゃ)には、軽く高く舞う風のごとき性質があり、症状は顔面などの体の上部を中心に出やすく、風のように急速に発病します。
頭痛や鼻づまり、のどの痛み、まぶたのむくみといった症状を引き起こしますが、まさに花粉によるアレルギー症状と一致します。