足の指だけじゃない、爪にもできる水虫

水虫というと、足の指や指と指の間にできるというイメージですが、水虫の原因となる白癬菌が爪の中に入ると、爪の色が変色したり、爪が変形する爪白癬(爪水虫)になります。
場合によっては、時間の経過ととおに爪が厚くなって痛みで歩きづらくなることもあります。

日本人の1割は爪白癬

足の爪白癬のひとは、足も必ず水虫になっていて、足の爪だけが白癬ということはありません。
なぜならば、足の裏に繁殖した白癬菌が爪の中に入って爪白癬となっているからです。

白癬菌は爪の根本に向かって進んでいき、乾癬した部分は白色や黄色に濁って分厚くなっていきます。

この爪白癬ですが、なんと日本人の1割、つまり1200万人は爪白癬という結果が、Japan Foot Week 研究会の調査で明らかになっています。
爪白癬の患者での男女比は1:1でほぼ同程度、年齢では男性が50代以上、女性が60代以上で爪白癬になりやすいという結果になっています。

治療としては、飲み薬としては抗白癬菌薬であるイトラコナゾールやテルビナフィン塗り薬としてはエフィナコナゾールがあります。
第一選択薬としては、効果の高さ、周りの指にまで全て薬がいきわたるという点から飲み薬が選択されますが、他の薬との相互作用や肝機能に問題がある人は使えないといった点もあり、塗り薬が用いられることもあります。

爪白癬の場合は、治療に時間がかかり、飲み薬の場合だと半年から1年かかります。
謙譲な人の足の爪は、20日間で1mmしか伸びないということを考えても、きれいな爪ができてきても表にでてくるまでは3ヵ月ほどかかるということになります。
3ヵ月ぐらいたつと、爪の根本から明らかに綺麗な爪がでてきたりしますが、爪が完全に生え変わるまでは白癬菌は残っているので、再発させないという点からも、濁った部分が完全に押し出されるまでは、薬の治療を続けることが大切になってきます。

ゴシゴシとこすって洗うと水虫リスクが上がる
体を洗う時、ゴシゴシとこすって洗う人もいるかと思います。
もし、白癬菌が足の裏についていて、そのままにしておくと約24時間で発症してきます。
だからといって、ゴシゴシと足の裏を軽石や垢すり用のナイロンタイルなどでこすると、皮膚の小さな傷から菌が入りやすくなり、半分程度の時間で発症してしまいます。
水虫がある場合は、ゴシゴシこすることはしないようにしましょう。
足を洗ったら、菌を洗い流した後に十分に乾かすことが重要です。
朝シャンなどをして、すぐに靴下を履いて出かけたりすると、季節にかかわらず水虫ができやすくなるので注意しましょう。
必ず、足を丁寧に乾かすようにします。