首のこりをほぐして、めまい・耳鳴りを改善 | 健康トピックス

自分の体や周りの景色がグルグルと回るように感じたり、目の前のものや地面がグラグラと揺れているように感じるめまいや、耳の奥で余計な雑音や騒音が聞こえる耳鳴りで悩んでいる人の多くを調べてみると、肩が硬く凝っています。

めまいも耳鳴りも、内耳器官の異常からきている

めまいだけが起こる、耳鳴りだけが起こるということもありますが、この2つの症状が同時に現れてくる人もいます。

耳鳴りは左右どちらかの耳に起こる場合が多いのですが、両耳で起こる場合もあります。

耳鳴りは、セミの鳴き声のように「ジージー」と聞こえたり、金属音みたいなのが「キーン」となっていたり、血液が流れるような「ドクドク」という場合など、様々で、ひどい場合は話し声やテレビの音が聞き取れないほど耳鳴りが大きい人もいれば、静寂な夜だけ聞こえてくる人など個人差があります。

めまいも耳鳴りも症状は違いますが、どちらも内耳に直接の原因があります。

内耳には、体の平衡感覚を司り三半規管、平衡感覚を大脳に伝え前庭神経、中耳から伝えられた音の振動を完治する蝸牛(うずまき管)、大脳に音の情報を伝える聴神経なおがあります。これらの器官がめまいや耳鳴りの発声と深く関わっています。

三半規管の働きが低下するとめまいが起こり、蝸牛が正常に働かなくなると周波数の高い不必要な音に反応して耳鳴りが起こってきます。

首の血行不良とめまい・耳鳴り

椎骨と椎骨の間には椎間板がありますが、加齢とともに擦りへたりつぶれたりしてくると、頸椎がゆがんできたりします。そして頸椎の中を通っている椎骨動脈が緊張します。

この椎骨動脈は枝分かれして内耳に入っていて、内耳に酸素や栄養を供給しています。

この動脈が緊張すると、内耳への血行が悪くなり、内耳で酸素や栄養が不足して、三半規管や蝸牛の機能が低下して、めまいや耳鳴りが起こってくることがあります。

首のコリをほぐすとめまい・耳鳴りが改善

したがって、首のコリをほぐし、椎骨動脈の緊張をやわらげることにより、内耳への血行が改善され、酸素や栄養が十分にいきわたるようになり、三半規管や蝸牛の機能が向上し、めまいや耳鳴りが改善していきます。

なんらかのストレスなどの原因で心身が緊張してくると、自律神経の交感神経の働きが優位になり、副交感神経の働きが抑えられます。

すると心拍数が早くなり、後頭部や首・肩の筋肉が収縮して硬くこり、椎骨動脈が強く緊張してしまいます。

めまいや耳鳴りがストレスからくるというのはこうしたことからなのです。
何事も頑張りすぎず、適当に息抜きすることも大切なのです。

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