テニスボールでマッサージ | 健康トピックス

マッサージをしてもらうととても気持ちがいいと思いますが、プロによるマッサージはそれなりに効果があります。

気持ちいいので、自分がマッサージしてもらいたい時に、自分でマッサージができたらということで、自分で自分をマッサージする、いわゆるセルフマッサージをする人もいると思います。

プロのようにはいかないセルフマッサージの壁とは

セルフマッサージは、自宅で好きな時間にいつでもできるという最大のメリットがあります。

しかし反面、プロによるマッサージのようにはいかない2つの大きな壁があると言われています。

1つ目の壁は、手が届くところであればいいのですが、背中など自分でマッサージできない部分があります。

背中はもちろん、肩や腰なども自分でマッサージするのが難しい部分がありますが、一生懸命マッサージしていると、手が疲れてきてしまったりもします。

2つ目の壁は、やはりプロのようにピンポイントで効果的な場所を特定するのが難しいといった点があげられます。

2つの壁を乗り越えるための救世主

プロによるマッサージと、セルフマッサージの間に立ちはだかる大きな2つの壁を乗り越える救世主ともいえるグッズがあります。
それがテニスボールです。

テニスボールを使うと、効果的な場所を特定するのが難しくても、刺激する場所が簡単に変えられるので、あちこちと試行錯誤しながらここというポイントが見つけやすくなります。

また床にテニスボールを置いてその上に仰向けになり、体と床でテニスボールを挟むような形にすれば、自分ではケアしにくい背中側もマッサージすることができます。

床でなくても、壁にテニスボールを押し当てても同じように刺激することができます。

テニスボールで、効果的な場所の周辺を探りながら、点ではなく面で考えていくということで、このようなマッサージを『アラウンドマッサージ』として提唱しているのが、按摩マッサージ指圧師・鍼灸師の資格をもつホリスティッククーラ代表の石垣英俊氏です。

石垣氏は、テニスボールに関して、『手ぬぐいボール』というものを提案しています。

『手ぬぐいボール』は、長めの手ぬぐいを用意して、横に広げ、真ん中にテニスボールを置きます。

そしたらそのテニスボールを包むように手ぬぐい上下を帯状にたたみ、最後にボールが真ん中で固定されるように結び、これで『手ぬぐいボール』の完成です。

あとは、仰向けに寝て、この『手ぬぐいボール』の両端を両手に持って後頭部に当てて脱力して静かに体重をかけていって、後頭部の脊椎を刺激します。

同様に、肩甲骨や背中、お尻などにボールを当てて、脱力して静かに体重をかけていきます。

さらにうつ伏せに寝て、首を横にかしげてこえかみを刺激したり、鎖骨の下や肋骨の下端、腸腰筋などを同様に体重をかけることで刺激していきます。

多少ずれていても、少しずつずらしながら面で心地良いところを探すことができますし、基本体重を利用して刺激をしているので、マッサージによって手が疲れるということもありません。

手ぬぐいボールの代用品

家に手ぬぐいがあれば、手ぬぐいボールを作ってしまうのが簡単なのですが、手ぬぐいがなかったり、自分で作るのは面倒くさいという人には、『テニスボールマッサージ 体幹を整え筋膜をリリースするCO・RE・TOOL』という商品もありますのでご紹介しておきます。

体幹を整え筋膜をリリースするためのものですが、手ぬぐいボールと同じようにして使うこともできます。

最新情報をチェックしよう!