免疫力を上げたければ、0時前に眠りなさい | 健康トピックス

免疫を高めるという観点から言うと、仕事の関係上、どうしてもそんなことできないという人以外は、夜の生活を見直したほうが良いかもしれません。

乱れた夜の生活

ネットが普及し、ほとんどの人がスマホを持っている現代、夜遅くまでPCに向けってゲームをしたり、ネットサーフィンをしたり、床に入ってからもスマホの画面と睨めっこしていたりと、用もないのに夜更かしをする人が増えています。

仕事でどうしても仕方ないというのであればともかく、ただただ遊びたいあまりに夜起きているというのは、体の健康上、免疫の上から好ましくありません。

仕事以外にもやりたいことがあるので、どうしても夜寝る時間が遅くなってしまうという人も多いと思いますが、時間を作りたいのであれば、夜はさっさと寝て、朝早く起きることをおススメします。

夜は日付変更線を超えないのが好ましい

夜の睡眠は、質が悪い睡眠であるほど、睡眠不足となり、これが自律神経のバランスを乱して、その結果、免疫力を下げてしまいます。

よく食べ物には気をつかって、食品に入っている添加物を気にしたり、栄養素を考えたりする人がいるいる一方で、睡眠時間には無頓着な人が多く、せっかく食事に気を使っていても、睡眠時間が乱れて睡眠不足になっていれば、台無しなのです。

睡眠は、時間的にも過不足のない時間を確保し、自律神経のバランスを整えて、免疫を高めていくことが大切です。

睡眠不足が続くと、自律神経の副交感神経レベルが低くなってしまいます。

理想は、夜11時くらいにはベッドに入り、遅くても0時前、つまり日付が変わる前までには毎晩就寝することです。

睡眠時間を長くとるために早寝というイメージがありますが、そうではなく『腸のゴールデンタイム』からの逆算から考えて、0時前の就寝が良いのです。

新型コロナ禍もあり、リモートワークの人も増え、さらには働き改革により、特殊なサービス業でなければ、そんな夜10時、11時まで帰宅できないということは少なくなってきています。

また、夜9時をすぎても夕食も食べられないといったような人も少なくなってきているのではないでしょうか。

腸は、食べ物を消化し栄養を吸収する器官ですが、副交感神経の働きが活動的になると活発になります。

腸のゴールデンタイム=快眠のためのゴールデンタイム

実は、夕食後3時間は『腸のゴールデンタイム』として、消化のために副交感神経が活発になるピークが訪れる時間です。

夕食を食べて、副交感神経が活発になるピークになる時間帯が夜の0時で、いわゆる腸の活性時間となります。

この時間に安眠していることにより、消化・吸収がきちんと行われ、腸内環境が整って血行も良くなり、全身の細胞の新陳代謝も促されるため、体にとっていろいろと良いことがあります。

夜0時前に寝ると、副交感神経のピークに消化・吸収が行われ、免疫細胞の多くが集まる腸の腸内環境が良くなるために、免疫力が高まり、また新陳代謝も促されるため太りにくくもなり、若々しさを保つ成長ホルモンの分泌も促されるため、髪や肌も生き生きと健やかになるので、美容面でもプラスが大きいのです。

これが質の高い睡眠につながるのです

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