歯周病は早めのケア | 健康トピックス

歯周病は、単に歯の病気というだけではなく、近年の研究報告によると、歯周病になると糖尿病や脳梗塞、心筋梗塞といった疾患のリスクが高まると言われています。

ギネスにも載った歯周病

世界史上、患者数が最も多い病気として、ギネスブックにも載りました。

実際に、先進国である日本においても、成人の約8割が歯周病であると言われています。この数は欧米に比べると多くなっていますが、これは欧米に比べると歯周病の予防意識が日本ではまだ低いというのも一つの理由として考えられています。

口の中は細菌の住処

口の中は温かく適度に湿っていて、細菌が多く住みついています。

口中にいる細菌は種類だけでも500種類とも700種類とも言われていて、歯をよく磨く人であっても口腔内の細菌数は1000~2000億個です。

いまいちピンとこない数字ですが、これが歯をあまり磨かない人となると口腔内の細菌数は4000~6000億個にもなります。

歯をほとんど磨かないでいると、口腔内の細菌数は1兆個の大台を超えてしまうかもしれません。

3日で歯石、2ヵ月でガッチガチ

多くいる細菌の中で歯周病の原因菌となるのが、いわゆる歯周病菌ですが、歯周病菌は歯と歯茎の間の細い部分、俗に言う歯周ポケットに集まりやすくなっています。

歯周ポケットに細菌が集まり、そのままにしていると、24時間で成熟しプラーク(歯垢)になります。さらに3日もすると歯石ができてきはじめ、2ヵ月もするとガッチガチの固い歯石になってしまいます。

歯周ポケットのプラークや歯石には歯周病菌が集まっている状態で、その歯周病菌が毒素を産生します。
すると体の免疫機能が働き、歯周病菌が出した毒素を消そうと集まってきて、歯茎が腫れたり、赤みを帯び、出血したりもするようになります。

歯周病は、歯肉炎と歯周炎(歯槽膿漏)の総称

歯周病は、歯肉炎と歯槽膿漏つまり歯肉炎の総称です。

はじめは歯肉の軽い炎症である歯肉炎だったのが、それを放っておくことによって歯周組織全体に病状が拡がっていってしまう歯槽膿漏((歯周炎)になり、歯茎から血が出たり、しまいには歯を支えている歯周組織の骨が溶けてきたりすることで、歯がぐらついて取れてしまうことにもなります。

歯周病は軽度の歯肉炎の状態のときから早めのケア

歯周病も他の病気と同じように早期発見、早期治療がとても大切です。

軽い歯肉炎の段階であれば、しっかりと適切な歯磨き・ブラッシングをすることで、健康的なピンクの歯茎を取り戻すことも可能です。

歯周病早期発見のためのチェック8項目

  • 朝起床時に口の中がネバネバしている。
  • 歯磨きでブラッシングしたときに血が出る。
  • 口臭がくさいと言われたことがある。
  • 歯肉が赤く腫れている。
  • 歯肉がむずがゆかったり、痛かったりする。
  • 硬いものが噛みにくい。
  • 鏡で歯と歯茎をみてみると、歯が長くなってきているような気がする。
  • 前歯が出たり、歯と歯の間に隙間ができたりで、歯と歯茎の間の隙間に食べ物がはさまる。

全ての項目がYESだった人は、歯周病が結構進行している可能性があります。速やかに歯医者で診てもらうようにすると良いでしょう。

4~7項目がYESになった人は、歯周病が進行している可能性がありますので、速やかに歯医者で診てもらうようにすると良いでしょう。

YESが3項目以下だった場合でも、油断せずにしっかりと歯磨きをし、気になることがあれば歯医者にいったり、定期健診なども利用し、予防に努めると酔いでしょう。