メタボを促進させるホルモンのグレリンの働き | 健康トピックス

私たちの体の中には、微量だけど体の生理作用に大きな影響を及ぼすホルモンがあり、現在ではこのホルモンは100種類以上も発見されています。

ホルモンはまさに私たちの健康や美容に深く関わった生理活性物質です。

ホルモンは、血圧や血糖値を調整したりするものや、睡眠に関係するものまでいろいろありますが、実はダイエットにも深く関係しているホルモンがあります。

ダイエットの大敵となるホルモンのグレリン

私たちはダイエットをしようとすると、食事制限をするか、運動をするか、またはその両方を行うかというのがだいたい一般的だと思います。

そして食事制限をする場合、その誘惑となるのが食欲です。
つまり、食事制限をしてダイエットを成功させるには、食欲との戦いとなり、いかに食欲をコントロールできるかということが重要なポイントになります。

ダイエットをした人ならば経験があると思いますが、この食欲を抑えるというのが意外と簡単そうで難しいのです。

食欲なんだから自分の意志の力で抑えればいいじゃないかと思うかもしれませんが、なかなか難しいもので、最初のうちは、さっき食べたはずなのに、もう何か食べたいと思ったりします。

なぜ、さっき食べたはずなのに、もう何か食べたいとなってしまうのでしょうか。
それは、食欲を増進させてしまうホルモンが私たちの中にあり、そのために食欲という誘惑に襲われてしまうのです。

このホルモンの名前は、グレリンで、空腹時に主に胃から分泌されて、食欲を増進させることがわかっています。

グレリンの働き

グレリンはほとんどが胃から分泌されるホルモンですが、胃の他には、腸、膵臓、視床下部、胎盤、腎臓などでも作られることがわかっています。

グレリンの働きとしては次のようなものがあります。

  1. 摂食促進 ⇒ 食欲を増すことからメタボを誘発する可能性もありますが、逆に拒食症の治療への応用が期待できます。
  2. 成長ホルモンの分泌促進 ⇒ 小人症の治療や老化防止につながることが期待されています。
  3. 心血管系の保護作用 ⇒ 心筋梗塞や心不全の治療にも効果が期待されています。

グレリンが摂食促進作用を発揮するメカニズム

グレリンは主に胃から分泌されますが、胃にある迷走神経につながった受容体によって感知され、迷走神経を伝わって延髄に伝達されます。

さらにシナプスを買えて、視床下部にあるNPYやAgRPニューロン、GHRHニューロンに伝達されいます。

NPY(ニューロペプチドY)もAgPR(agouti 関連タンパク質)は、ともに視床下部に存在していて摂食促進作用がありますが、グレリンはそれらを刺激して、摂食促進効果をもたらすと言われています、