仕事をしよう、勉強をしようとするときに目標を立てると思いますが、目標をたてるときに最初は、こんなことできないというものがあります。
できないと思っていても、できるようになる
例えば、地上から2階に上ろうとするとき、階段も何もないと上ることはできません。
二段で2階まで到達する階段があったとしても、難しいでしょう。
五段で2階まで到達する階段になると、運動神経がよく跳躍力がある人であれば、上れるかもしれませんが、かなり難しいでしょうし、多くの人は上ることができません。
しかし、段数をもっと刻んで増やしていけば、高齢の人でも、杖を使っているような人でも、なんとか上って2階に到着することができます。
できないことは刻んでいく
2階に上るのに、多く刻んで階段を一歩一歩上がるようにすれば2階に到達できるということですが、2階が目標、そして階段がその目的を達成するためのマイルストーンということができます。
階段がないと到底到達できそうもなかった2階に、階段の段数を増やしていくことにより、到達できるようになります。
つまり、目標に対して到達できそうもないと思った時は、目的を小さく小さく刻んでいくと良いのです。
すぐにできそう~なかなかできないで伸びる
人間がいろいろと仕事にしろ、勉強にしろやっていく過程において、その内容を大きく4つに分けることができます。
それは、
- すぐにできること
- すぐにできそうなこと
- なかなかできないこと
- とてもできないこと
すぐにできることは、すでにできていることなので、そんなことを何度やっても自分の成長にはつながりません。
また、とてもできないことは、レベルが違いすぎるので、そんなことをやろうとしても到底無理で、時間の無駄になるだけです。
人間が成長するのは、すぐにできそうなこと、なかなかできないことに取り組んだときに成長できるのです。
したがって、目標自体が、とてもできないことであった場合は、それを小さく小さく刻んでいくと、すぐにできそうなものの積み重ねだったり、なかなかできない(だけど頑張ればなんとかできる)というものの積み重ねだったりします。
とてもできそうもない目標の場合は、このように自分が成長できるレベルの目標に小さく刻んで、それを一歩一歩積み重ねていくことが大切なのです。
とてもできないことをあきらめない
とてもできないことは、たしかにチンプンカンプンだし、やっても成長はありませんが、あきらめるのではなく、小さく刻むことで、その積み重ねでできるものにすることができるのです。
これならできるかもしれないというものの繰り返しで、少しずつ計画的にレベルアップしていくことが大切です。