学生などを見てても、多くの人が勉強は嫌いだという中、勉強が好きだという人もいます。
自分が好きな科目や分野の勉強なら、苦も無くできるのでしょうが、そうでもない科目などになると、好きにはなれないという人が大半だと思います。
しかし、学生であれば受験があるし、資格取得を目指している人は資格試験があるし、企業で昇進などを目指す人はTOEICテストなどを受けなければいけないと思います。
そこで、勉強はツラいと感じてしまうのです。
数学の勉強がツラくなるのはなぜ?
人間、自分が得意なことや、うまくいくことは、優越感もあったりして、ツラいと感じることはないでしょう。
勉強がツラいと感じるには、いくつかの理由があります。
数学や英語などの科目で多いのが、わからない、理解できないということです。
数学や英語は積み重ねの科目です。暗記科目であれば、以前やったところができていなくても、今やっている分野を暗記してしまえばある程度点数をとることができます。
しかし数学などは、以前やって分野のことが理解できていないと、それ以降のことはなおさら理解できなくなってしまい、置いてけぼり感がどんどん増していってしまい、嫌になってしまいます。
つまり前に学習した分野のことが理解できていなかったら、それより先のことは参考書を読んでいても理解しにくくなってしまうのです。
でもこれは、数学に限らず、専門分野でも多くのものは、基本的な概念や知識があり、そこがしっかり理解できていないと、それから先の応用分野が理解できなくなってしまうものです。
暗記物の勉強がツラくなるのはなぜ?
理科系や社会系の勉強がツラいという人は、とにかく覚える量が多すぎると言う理由が多いと思います。
その分野に対して興味を持てればツラくなくなりますが、例えば歴史にそんなに興味がない人が歴史の勉強をするとしても、なんでこんな昔の人の名前なんかを覚えなくちゃならないんだろうかという思いが強くなってきてしまい、勉強が嫌になってしまうパターンがあります。
英語をはじめ外国語の勉強がツラくなるのはなぜ?
英語をはじめ外国語はいろいろな要素があり、苦手となる要素もいっぱいあるのですが、その一つがペースの問題です。
ペースが速すぎてついていけないと、だんだんと嫌になっていってしまいます。
ツラい勉強からおさらば
まとめてみると、勉強がツラい主な原因は、わからない、ペースが速い、量が多いといったところでしょうか。
そこで、勉強をツラいものではない、楽しいものにするには、これを取り除けばいいのです。
わからないというのでれば、わかるようにすればいいのです。
わからないところを、わからないままにせず、少しずつでいいので、先生に聞くなり、友達に聞くなり、本で調べるなどして、わかるまであきらめずに理解に努めていくべきです。
一つのことを理解できるようになると、それが自信につながっていきます。
ペースが速いので嫌になってしまうというのであれば、最初のうちはペースにこだわるよりも正確性を重視するようにします。
そのうち徐々にペースを上げてできるようにしていけばいいことです。誰でもそんな最初からハイペースでできるわけではありません。
覚える量が多くてツラいという場合は、学習範囲をもう一度見直してみて、それは本当に覚えなければいけないことなのかを精査してみると良いでしょう。
そして、覚える内容について、一覧表にしてみるとかすると、別々の事項だと思っていたことにつながりが見えてきたり、共通点がみえてきたりすると、その共通点の部分だけを覚え、あとは例外を覚えれば良いというように記憶の省エネ化ができるかもしれません。