ストレスの原因・ストレスが起こるしくみとは | 賢脳トピックス

ストレスを抱えると、睡眠障害を起こしたり、些細なことでカッとしてしまったりで悩んだりします。
そしてストレスがさらなるストレスをかかえこむ原因にもなってしまうのです。

ストレスって何?

『ストレス』を辞書で調べてみると、”生体に、外傷・中毒・寒冷・伝染病・精神的緊張などの刺激が加わったとき、生体の示す反応。俗に、精神的緊張。”となっています。

もう少し具体的に言うと、環境によって心や体に負担がかかっている状態のことで、 特にストレス要因によって、心や体に負担のかかった状態がストレスで、このストレスにより起こってくるいろいろな反応や症状がストレス反応で、ストレス反応が長期にわたると健康問題にかかりやすくなります。

ストレスと言えばコルチゾール

それでは、どうしてストレスが起こるのでしょうか。
ストレスとより深い関係があるのが、ストレスホルモンと言われているコルチゾールです。

ストレス反応は、このコルチゾールというホルモンの働きによって引き起こされるものなのです。

例えば、よくあるケースで、大きな会場であなたが何かの挨拶や発表をしなければならなくなったとします。
そんなものは慣れっこになっているし、全然緊張しないし、むしろ楽しいくらいだよという人もいると思いますが、人によっては、緊張しストレスになってしまう人もいます。

壇上に上がっていき、いざ発表となったとき、動悸が速くなってきて、脇にあるコップの水を飲んではみたものの、飲んだそばから口が渇いてきてしまう。手もかすかに震えていて、それを回りの人に気づかれはしまいかとさらに不安になるというような人もいます。

この時、もしその場で血液を調べることができたのであれば、あなたの血液は血中コルチゾールの濃度が増加しているはずです。

ストレスが起こるメカニズム

では、なぜ緊張してストレスを感じるとストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されて、血中濃度があがりストレス反応を引き起こしてしまうのでしょうか。
それは、脳の視床下部・下垂体・副腎が関係しているのです。

脳がストレスを感じると、まずは視床下部が下垂体を刺激するホルモンを分泌します。ホルモンによって刺激された下垂体は、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を促すホルモンを分泌してそれが血液によって運ばれて副腎に到達し、副腎が刺激されます。そして副腎が刺激されることにより、コルチゾールが分泌され、ストレス反応が起こるのです。

この一連の反応は、一瞬にして起こるので、例えば何かのストレスとなる刺激があったときに、1秒もかからずに副腎が刺激され、コルチゾールが分泌され、ストレス反応が起こってくるのです。

ストレスは生きていくために必要

ストレスなんかなくなればいいのにと思うかもしれませんが、ストレスを感じるメカニズムは人間の長い歴史の中で受け継がれてきました。
なぜならば、人間が危機に直面したときに、ダジャレではありませんが、「闘争か、逃走か」の選択肢をしなけrばなりません。

そこで、脳と体が厳戒態勢に入ります。
すると、筋肉などが多くの血液を必要とするために動悸が早くなってきて心拍数が増加します。そして脳が意識を集中させてわずかな変化にも敏感になるのです。