不安な脳とのつきあい方 | 賢脳トピックス

不安を感じたことがない人間なんていないというぐらい、人間は不安を感じるものです。

これは仕方ないことで、不安な気持ちを感じるということは、一種の生理現象として起こっている側面があるのです。

セロトニン1つで変わる不安な気持ち

不安な気持ちというのは、一種の生理現象という側面もあるということですが、例えば、天気が良くない日が続き、毎日家にずっと閉じこもっていると憂鬱な気分になったり、不安な気持ちになるということもあるかと思います。

これなんかも、日光をあまり浴びないでいたり、運動不足だったりすると、セロトニンの量が減り、そのバランスが変わることによって起こってきます。

不安になっているとき、よく空元気を出そうとする人がいます。

本当は落ち込んでいるのに、ワザと無理に元気を出そうとするわけですが、そんなことをしてもセロトニンが増えているわけではないので、余計に自分はダメだと感じつらくなってしまったりします。

落ち込んでいるときこそ論理的に考える

落ち込んでしまっている時に、論理的・科学的な考え方をするのです。

いま、落ち込んでいるけど、これはただ生理的に不安になっているだけなんだと言い聞かせるのです。

もちろん、セロトニンをはじめ、人間は脳もホルモンも自在にコントロールできるものではありませんので、セロトニンの分泌を増やしてどうこうということはできませんが、漠然と不安・不快を感じるようりも、次のように論理的・科学的に分析してみるのです。

「ああ、最近は天気が悪くて、ずっと家に閉じこもっていたから、セロトニン不足なんだろうな。」

このように考えるだけで、仕方ないことだと気持ちを落ち着かせることができるかもしれません。

不安の正体をしっかりと考えることから始める

そうはいっても、不安は不安だし、そんなことで落ち着くなら苦労はしないよという人もいるかもしれません。

そうした場合は、「今感じている不安は、どこからきているものなんだろうか?」ということを、一歩引いた目で見つめてみて、原因や理由を探してみることが大切です。

たしかに、今自分がかかえている不安を分析するなんていうことは、心地いいものではありませんが、分析をしていると、その解決策や答えが見えてくることがあります。

例えば、不安を分析していたら、「人前で話すのが苦手な自分が、イベントのあいさつで話さなければいけない。」ということが原因だとつきとめられたら、不安の正体がわかるわけですから、少しは気が軽くなるかもしれません。

そして、一部を他の人に依頼してみるとか、そのことをズバリ友人に相談してみるといったことで、不安を軽減することができるでしょう。

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