ロザノフ博士のスーパーラーニング | 賢脳トピックス

今、英語の学習というと『スピードラーニング』というものがあり、プロゴルファーの石川遼選手のCMもやっていたのでご存じの方もいるかと思います。これと名前が似たものに、ECCの『スーパーラーニング』というものがあります。

名前こそ同じですが、昔、バロック音楽を背景にアルファ波に働きかけ、英単語をストレスなく自然に覚えていく学習法として、ロザノフ博士の『スーパーラーニング』というものがありました。

4秒単位で行うスーパーラーニング

ロザノフ博士の「スーパーラーニング」で重要視されるのは、リズムであり呼吸です。

ロザノフ博士の「スーパーラーニング」では教材は4秒か8秒ごとのサイクルになっています。

例えば、英単語を覚えるときは次のようになります。

呼吸法は、4秒で吐いて吸って、次の4秒で息を止めます。
そして、息を止めている4秒の間に、「contribute 貢献する」というように、英語に続き日本語が読まれます。

これを「contribute 貢献する」と書かれているテキストを見ながら聴いたり、目をつぶってBGMが入った教材をリラックスして聴いたりしていきます。

4秒というと短いように思えるかもしれませんが、長い英単語でも、英熟語でも、4秒間のうちに英語に続き訳語を発音するぐらいの尺はとれます。

そして、BGMには、クラシック音楽、特に脳波をアルファ波に誘導すると言われているバロック音楽などが流れます。

人間は、息を止めたt気に、集中力が増すので、息を止めている時に、覚えるべき内容がひとかたまりになって耳から入ってくるしくみです。

そしてさらに、その時、BGMのクラシック音楽によって、リラックス状態になっているので、脳はアルファ波が多くでて、リラックスしているけど集中もしているという、いわゆるゾーンにはいったような状態になっているのです。

従って、リラックスしていながら、高い集中力で、自然と英単語が覚えられるというわけです。

覚えよう覚えようとするのではなく、リラックスして聴いているうちに、いつのまにか覚えていたというのが覚え方の理想とも言えます。

英単語以外にも応用できるスーパーラーニング

スーパーラーニングは、英単語以外にもいろいろ応用できます。

つまり、社会科系の科目であろうが、理科系の科目であろうが、資格試験の専門科目の勉強であろうが、『A=B』という事柄を覚えるのに適しています。

「contribute 貢献する」
「distribute 分配する」
「instinct 本能」

といったのと同じように、例えば各国の首都を覚えるのであれば

「ノルウェー オスロ」
「アイスランド レイキャビック」
「フィンランド ヘルシンキ」

というような教材をつくり、
「ノルウェー オスロ」(4秒で読み切り)⇒ ポーズを4秒 ⇒ 「アイスランド レイキャビック」(4秒で読み切り) ⇒ ・・・
と読み上げていけばいいのです。

メトロノームや、PCで4秒間隔で音がなるようにしておけば、簡単に教材を作ることができます。

こうして録音したものにBGMとして、バロック音楽などを流せばいのです。

一度録音して教材を作って、MP3ファイルなどにしておけば、iPodやスマホなどを使って、どこでも学習することができます。

昔のスーパーラーニングは、今のスピードラーニング?

ロザノフ博士の『スーパーラーニング』は、現在の『スーパーラーニング』より、どちらかというと『スピードラーニング』のほうに近いと思われます。

『スピードラーニング』も教材が英語⇒日本語の順に読まれ、しかも1センテンスが4秒程度の対話形式になっていて、BGMにクラッシック音楽が採用されています。

1区切り4秒程度、英語⇒日本語の流れ、BGMにクラッシック音楽になっているので、4秒を基本とした呼吸法以外の部分では、かなり似ている部分があります。

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