仕事や勉強に、不思議と集中力を増すモーツァルト音楽 | 賢脳トピックス

仕事や勉強をするときに、大切になってくるのが集中力です。

勉強効率を上げるためにも、良い仕事をするにも、時には集中力が必要になります。
ところが、人間は、いざ集中しようとしても、集中しようとすればするほどできなくなってしまったりします。

一方、仕事や勉強に集中するために、クラッシック音楽、とりわけバロック音楽のモーツァルトを聴くという人もいるようです。

仕事や勉強中に音楽を聴くとは

仕事や勉強をしながら音楽を聴くというと、「ながら族」ではないですが、それこそ仕事や勉強に集中していないと思われがちです。

ところが、静かなムード音楽やクラシックがBGMとしてかかった喫茶店で仕事や勉強をしたほうが、集中でき、はかどったという経験を持っている人もいると思います。

もちろんバリバリのロックが大音量でかかっていれば、集中できるはずもないでしょうが、小さな音量のBGMとしてクラシックがかかっているという程度であれば、特にクラシックが好きで、それに聴きいってしまうというのであれば別ですが、そうでなければ少なくとも集中の妨げにはならないでしょう。

モーツァルト音楽の効果

実際に、モーツァルトの音楽は、音楽療法にも使われ、その効果がいろいろと実証されています。
フランス人の医師であるアルフレッド・A・トマティス博士は、音と音楽が人間の耳と脳に与える影響について研究をしていましたが、そこでは雑音がストレスや緊張を引き起こし、集中力や思考力、さらには想像力も妨げるということについて研究を重ねていました。

その中で、モーツァルトの音楽に関しては、聞くことにより脳が刺激されて、体の緊張はほぐれ、感覚が安定するということを発表しました。

日野原重明先生も認めていたモーツァルトの力

生涯現役の医師を貫きながら命の尊さなどを訴える幅広い活動を続け、よど号ハイジャック事件では人質になり犯人に人の命の尊さを説き、今では犯人からも人間性を慕われ、オウムの地下鉄サリン事件の時は、聖路加病院で多くの患者の治療にあたった日野原重明先生も、モーツァルトのもつ力を認めていて、本の監修にも携わっています。

なぜ、モーツァルトなのか

クラシック音楽といえば、バッハをはじめ、他にも有名な音楽家がいっぱいいますが、なぜ特にモーツァルトが一番お奨めなのでしょうか?
それは、モーツァルトの音楽は、クリアで簡潔、全体的に騒々しいというところがなく、トマティス博士は「モーツァルトのヴァイオリン音楽は、今まで作曲された中で、最も健康的な音楽と言える」と言っています。

これは、ヴァイオリンが奏でる高音と、完璧な伴奏の組み合わせで、脳に適度な刺激と安定がもたらされるからだと言われています。

こんな時にモーツァルトの音楽を聴こう

  • 仕事や勉強をつづけたいのに、疲れていてエネルギーが出てこない。
  • 勉強や仕事につかれて一休みしたい。
  • 心ばかりあせって、勉強に身がはいらない。

コップ一杯の水をのみ、大きく深呼吸をしてから、ゆったりとした気持ちで椅子に座って聞くと良いでしょう。

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