勉強の基本、3つのステップ | 賢脳トピックス

物事を習得するときに、それが受験や資格試験ではなくても、もっと違うことであったとしても、その勉強法のコツは3つのステップにまとめられるという考え方があります。

勉強・習得の3つのステップ

勉強法の3つのステップとして、『わかる』『覚える』『慣れる』になります。

学習の基本は、まずは『わかる』というステップ。

初めてのことを習得するときは、すぐに理解できないこともあると思いますが、まずはそうしたわからない点に関して、先生に質問してみたり、専門書やネットで調べて、どうしてそうなのか疑問を晴らしてしっかり理解することが大切です。

その次には『覚える』というステップになります。

覚えたいことを分解してイメージにしてつなげていきます。

覚えたら『慣れる』段階です。覚えたを反復しチェックしていきます。そして習得したい動作を手順の順序でエレメントに分解して、もし不得意な部分があれば、そこを繰り返します。

例えば、ダンスで言えば、まずは体の使い方を理解し、基本的な動作を覚え習得します。そして実際のダンスの時、それぞれのパーツをどうつなげていくか、ぎこちないところがあれば、そこを反復して完成させていくという手順になります。

最初の『わかる』が大切

例えば、数学を学習するときに、とにかく問題集をこなせとばかりに、どんどん問題集を解いていけという人がいます。

ある程度基礎ができ、計算力を鍛えるためであるとか、問題に慣れる段階であればいいのですが、初めて学習する分野であれば、しっかりと理解することが大切です。

勉強法として『高速化』、つまり正解を導き出すのはもちろん、試験であれば時間との追いかけっこの要素もあるので、正解にたどりつくのは当たり前で、いかに正解に速くたどりつけるかも問われてきます。

ところが、きちんとしたフォームもできていないのに、やみくもに素振りを繰り返しても、変なクセがついてしまいます。

フォームを崩してまで先を急いでやみくもに素振りするのはダメなのと同じで、フォームが崩れるくらいなら、きちんと正しいやり方でやるべきです。

数学にしても、一通り学習したら、まずは例題などを見て、そこで、解き方を学習します。
そこで、どうしてこうの解法になるのか、徹底的に理解することが大事になってきます。

初めのうちは、時間やスピードにこだわるのではなく、きちんと理解することにこだわることが大切なのです。

わからなくても、とにかく覚えろは間違い?

先生によっては、今はわからなくてもとにかく覚えろ!

テストで点数取りたいんだろ、それならば、今はわからなくても覚えておけという先生がいます。

これはケースバイケースで、必ずしも間違っているとも言えませんし、だからといって正しいとも言えません。

とにかく覚えれば、明日の試験はパスすることができ、それでいいと納得いくのであれば、その時はわからなくてもとにかく覚えてしまうというのは正解でしょう。

また学習していることが、将来自分の進みたい道のものではなく、試験のための勉強ということで割り切って納得しているのであれば、わからなくて気持ち悪いなどといっていないで、なんだかわからないけど、これと同じパターンの問題が出たら、これをこうして、こうやって解けば答えが出るで良いと思います。

ただし、ちょっと問題をひねられると応用はきかなくなってしまうおそれがあります。

本当に学習していることを習得したいのならば、しっかりと理解することが重要になってきます。

勉強や学習の目的も考えてみることも大切です。

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